2010年1月19日火曜日

ハイチ友の会のアクションプラン

ハイチ大震災発生以後、非常事態が続いています。
奇跡的に、これまで私たちの活動にかかわりのあった、
顔と名前が思い浮かぶ友人・知人たちは、
命だけは助かっていることが分かり、
少し先のことを考えられるようになってきました。

事務局内では、すぐに専門分野でもない緊急支援に飛びつくのではなく、
ハイチ友の会としては何ができるのか、どんな役割があるのか、
改めて考えさせられています。

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今後長期的な支援が必要になってきますが、今、私たちができることとして、
以下のようなことを考えています。

1.ハイチをこの15年見つめ続けた者だからこそ伝えていける情報、
  伝えていきたい情報を発信していくこと。

2.大きい組織でなく、あえて当会を支援の受け皿にと、
  募金をしてくださる支援者の気持ちに誠実に応えていくこと。

3.ハイチを見守っている人たちが
  一同に集まってその気持ちを共有する場を設けること。
      
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一つ目のついては
情報発信したマスメディアやそのほかの媒体をブログで逐一報告していきます。
http://haititomonokai.blogspot.com/

なお、震災前から予定されていたものですが、
現在決まっている講演会の企画をご案内します。
震災についても触れ、支援を呼びかける予定です。

1月19日18:30~ 山梨三田会 新春卓話
  場所:甲府市内 談露館 (これは慶応OBのクローズドな会です)
1月21日14:30~16:00 山梨県立文学館講堂 
    演題「紙芝居で広げる健康教育 ~ハイチ支援活動を通じて」
   (これは学校保健関係者によるクローズドな会です)
1月22日13:30~15:30 山梨男女共同参画推進センターぴゅあ総合 大研修室
    「やまなし女性のチャレンジ・シンポジウム」
    パネリストとして出席
   (事前申し込みが必要:055-223-1358に電話か
    kenmin-skt@pref.yamanashi.lg.jpまで申し込み)
 http://www.pref.yamanashi.jp/kenmin-skt/89843014332.html

何れの会場でも募金とチャリティーグッズの販売を行います。

二つ目については
被災から数日ですが、街頭募金などする余裕がなかったものの
すでに23万円以上のご寄付が集まりつつあります。
(昨年度1年かけて集めたご寄付の額を上回りました。)
それ以外にも全国から多くのお申し出もいただいています。

昨日、募金を呼びかけてくれた生徒会/児童会むけに発信したメッセージは
これからこのような活動をはじめようという動きに対して、
あのようなメッセージがあればより弾みがつくという声に応えたものです。
在校生98名という小さな町の学校に、
ブログをみたマスメディアから早速反応があったとのことです。
校長先生からは「子どもたちの心に暖かい優しさがまた一つ育って、
ハイチの人々に形となって伝えられればと願っています。」
とコメントいただいています。

このメッセージがさらに多くの場所に伝わるよう、ご協力をお願いいたします。

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募金の受付:
●郵便振替口座 00130-4-14940 ハイチ友の会
  通信欄に「震災支援のため」と一言お書き添えください。
●山梨中央銀行
銀行コード0142 和戸支店 支店番号277 普通 55654 ハイチトモノカイ


そして三つ目のアクションについては、
「ハイチ地震:被災者に心をよせる人のつどい」を
2月上旬に東京で開催します。

特別なスキルをもたなくても、ハイチを気にかけている方が結成していくことが、
長い目でみれば、今後ハイチ支援を強めていくことの
スタートになるのではとの思いから計画しています。
まだ詳細は決まっていませんが、
この機会に知っている人知らない人含めて皆さんにお会いしたいですし、
話を聞きたいと思っている方に場の提供をしたいのです。
ハイチをよく知る方をゲストにお迎えし、思いを共有する場にしたいと思っています。

詳細が決まれば、随時、ホームページやブログにてご案内したいと思います。


なお、私自身はまだ不確定ながら、
2月以降に公的機関の医療スタッフとしてハイチ派遣の可能性がでてきました。
どこで何をしているのが長期的にみて今後の支援に必要か、
長期的な視点で捉え、行動していきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

1 件のコメント:

  1. 「継続は力なり」とコメントされた方がいらっしゃいましたが、私も同感です。
    いろんな国が大規模に救援活動を展開していますが、
    いずれそれも終息する時が来ます。
    また各国それぞれの思惑もあるでしょう。
    人命救助が緊急課題である今、
    国を問わず、誰であれ、その時手を差し延べられる者が助ける、今はそれでいいと私は思います。
    でもこれから先、長い目で見たときに
    本当にハイチの人々を救うことになっているのか?を
    しっかり見ていく必要があると思います。

    先日たまたまNHKの番組で見たのですが、
    阪神・淡路大震災をきっかけにできた非営利団体のCODEは、各国の援助隊がとうに引き揚げてしまった今も中国四川省大地震の救援活動を続けているそうです。
    都市部だけを見れば復興したかに見えますが、農村では震災で被害を受けた家屋を直すこともできずに日々苦しい生活を余儀なくされている人々がいました。

    ”最後の1人まで救う”
    ”被災者に寄り添う”
    という理念で取り組んでいるのだそうです。

    『災害救援は、最後の一人の人権を回復するまで、
     直接に、間接にかかわることが求められます。
     そこでは、被災地の”内発性を育む”ことが
     必須のことです。』(CODEのリーフレットより)

    同じことがハイチにも言えるのではないでしょうか。
    そして、私は
    ”ハイチ友の会”
    とつぶやいてみて、はっとしました。
    本当に良い名前だな、と思いました。
    「友」・・・これが原点なんだと感じました。
    これまでも、これからも、変わることのない原点です。

    ハイチを助けるというよりも、
    ハイチに暮らすAさん、Bさん、Cさん ・・・ に、
    困っているときはお互い様だよ、ということで手を差し延べる、そういうことなんだな、と理解しました。

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