2012年12月16日日曜日

『大地震を乗り越えて~ハイチと日本』写真展開催!


このたびハイチ友の会では『大地震を乗り越えて~ハイチと日本』と題する写真展を2013112日から20日まで、街の駅やまなしにて開催する運びとなりました。


震災から3年近く経った現在も、約37万人がテント生活を送るハイチでは、相次ぐハリケーンで大きな被害にあいました。衛生状態の悪化によりコレラが蔓延し、農作物が大打撃をうけ食糧不足が懸念されており、政府への不満を訴えるデモが頻発し治安が悪化しています。一方、日本では東日本大震災の復興予算の流用が表面化し、原発事故を機に高まったエネルギー政策が争点の一つとなる国政選挙が迫るなど、それぞれの「被災後」を歩んでいます。私たちは大地震という同じ苦しみを背負った2つの国の被災と復興の軌跡を追うことで、復興の意味と人々の絆を見つめなおしたいと考えています。
 

冬のさなかに山梨までお運びいただくのは心苦しいのですが、113日(14時~15時半)には報道写真家の佐藤文則さんによるギャラリートークも計画しています。これまでご協力いただいた皆様の交流の場になればとも考えております。ぜひいらしてください。
 
日時 2013年1月12日~1月20日(16日は休館日)
    午前9時から午後7時まで(最終日は15時まで)  入場無料 ・会場 街の駅やまなし多目的ホール(山梨市駅徒歩2分)
 
 

2012年11月7日水曜日

サンディの爪痕はハイチにも深く

国連は2日、強い嵐「サンディ」が米東海岸到達前にハイチも直撃し、54人が死亡、1万8千戸が浸水または損壊したと発表した。推定180万人に影響したといい、不衛生な水の拡散でコレラの流行も心配される。
 2010年の大地震から復興途上にあるハイチだが、国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、道路や学校、病院が被害を受けており、清潔な水を確保するためポンプの復旧などを急いでいる。避難者向けに5万張りのテントを準備し、高カロリービスケットや防水シートを配り始めた。世界保健機関(WHO)は、コレラを治療する医療センターが22カ所崩壊したと発表。不衛生な環境が続けば、コレラの拡大の兆候があると警告した。

54人の死亡と1万8千戸の浸水ときいて、思ったより被害が大きくなかったことにほっとした、と言ったら顰蹙をかうでしょうか。サンディや2005年のカタリーナのような歴史的な大ハリケーンでなくても、例年周辺各国よりも桁違いの被害をこおむってきたのですから。

上記報道ではコレラの蔓延が心配されていて、それはそのとおりなのですが、ハリケーン前からハイチ国内で局地的にデング熱が小流行しているようです。我々の関係者も罹患され、現在は快癒されほっとしましたが、蚊が媒介するデング熱の大流行もとても心配です。

2012年10月26日金曜日

ぜいたくな悩み・・・風刺広告にハイチの市民起用され話題に

 
「洗濯機の中に服を入れたままにしておくとにおってくる」と話す少女

(CNN) 「ミント味のガムをかむと氷水が冷たすぎていやだ」「携帯電話の充電コードがベッドに届かなくていやだ」――先進国の人々がツイッターに書き込んだ「ぜいたくな悩み」を、貧困国の住民らが無表情で暗唱する。米NGO(非営利組織)が流す60秒間の広告ビデオが、インターネット上で大きな話題を呼んでいる。

このビデオは、途上国の飲料水確保に取り組む「WATERisLife(WiL)」が、活動への支援を呼びかける目的で公開した。先進国のぜいたくな悩みを意味する「FirstWorldProblems」のハッシュタグ付きで投稿されたツイートを、西半球で最も貧しい国のひとつであるハイチの住民の口から紹介している。

1人の男性がトタン屋根の小屋の前に立ち、「家が大きすぎて無線ルーターが2つ必要だ」と唱える。「洗濯機の中に服を入れたままにしておくとにおってくる」と話す少女の背後には、川の水で洗濯する女性の姿が見える。コンクリートの階段に座った少年からは「メードに小切手を書こうとしたら苗字を忘れた」というせりふ。それぞれの場面で、言葉と現実のギャップが際立つ。

ビデオの最後には「ぜいたくな悩みは悩みではない」という文字とともに、「きれいな水を必要としている人々へ届けるために寄付を」との呼び掛けが浮かび上がる。


http://www.cnn.co.jp/video/10353.html

すごい痛烈なメッセージ!
賛否両論あると思いますが、私はかなりいけてる広告だと思いました。
水道をひねればきれいな水が安心して飲めるのが当たり前、という 生活を送っている人のほうが、世界では圧倒的に少数派であるという事実を日本で暮らしていると忘れがちです。

電気も水道もないハイチのチビー村に私が滞在できるのは せいぜい4日。持って行った水が尽きると、私の渇きをいやすのはよく煮出したコーヒーかオレンジ、ヤシの実の水だけ。たらい一杯の水で行水をするわけですが、家畜の糞やらも溶けて流れ込む泉の生臭い水だったりします。それだって4歳~12歳のそのうちの子どもらが何キロも歩いて運んだ貴重な水ですから、一滴たりとも無駄にできません。

雨水を溜めて使っているような修道院でも、食器の洗い物に水を流しっぱなしにするなんてありえません。洗い桶2つ分の水で、食器から調理器具まで全部洗います。どうやるかというと一つ目の桶(たいていはシンクに)洗剤を溶かした水を泡立てて、スポンジにつけて食器の汚れを落とすと、次の桶には熱湯を満たし、洗った食器をさっとくぐらせて乾いた布巾でよく拭いて おしまい。最後のほうの食器はお湯も冷めてくるし、洗剤のにおいが残ったりしますが、まあ、仕方ないよねって感じ。結構きれいになっています。

日本に帰ってくると水が使えるだけで、熱い風呂に入れるだけで、涙が出るほどありがたく感じます。風呂の湯を張っていてうっかり溢れさせようものなら、重罪を犯したような気分になります。

このCNNのニュースはこう続きます。

ビデオを制作した広告会社、DDBニューヨークの最高クリエーティブ責任者、マット・イーストウッド氏は「ツイートを書き込んだ人たちの面目をつぶすつも りはない。ただツイッターで不満をつぶやく前に、世界にはもっとはるかに重大な問題があることに思いをはせてほしいだけ」と話す。

動画共有サイトのユーチューブでは1カ月足らずのうちに閲覧回数が170万回を超え、「これまでぜいたくな悩みのツイートを面白がっていたのが申し訳な い」「自分がいかにわがままな甘ったれだったか、どんなに恵まれているかが分かった」といったコメントも書き込まれている。



この広告を作ったNGOのWiLによると、「世界の病気の原因の1位は不衛生な飲み水とされる。世界では水を媒介とした病気で毎日6500人が命を落とす」といいます。

この事実をちゃんと受け止めたいと思う私でも、ハイチでの日々が遠くなると ぜいたくな悩みを抱えがち。「うちの風呂は追い炊き機能がつけられないから、冬場はお湯がすぐ冷めてがっかりする」・・・今度、風呂用の保温シートを買いに行こう。でもそんなものにお金を使えるなんて、やっぱり贅沢?



2012年10月3日水曜日

ハイチでポリ袋禁止!?それって無理じゃない???

2012.10.2 14:55
 カリブ海の島国ハイチで1日、環境に悪影響を与えるとしてポリ袋などの使用が禁止された。ただ同国は中南米の最貧国。ロイター通信などによると、価格が高い代替品を使う動きはなく、町中ではポリ袋が使われ続けており、禁止の実効性を疑問視する声が出ている。
 禁止されたのは、小売店がレジ袋として使う黒色のポリ袋や、庶民が飲食店から食事の持ち帰りに多用する発泡スチロール製容器など。


首都南西のポート・-ソリティ近郊の国道沿い。
雨上がりの朝、寄せ集められたプラスティックのゴミの山。
ハイチはごみ収集システムがほとんど機能していない。水路や川などにこうした腐らない容器が大量にたまって詰まり、大雨の際に川が簡単に氾濫するなどの深刻な影響が出ている。 禁止は政府が8月に発表。10月1日に発効し、3カ月間は処罰されない猶予期間となる。(共同)

 

ターバンのマダムが手にしているのがそのポリ袋


 びっくりなニュースです。ハイチでは安価なポリ袋に入った水がポピュラーで、炎天下、タプタプやバスで移動する人たちが「ドロ(dlo=水)、ドロ、ドロ・・・」と叫ぶ売り子から買い求め、ちゅうちゅう吸って飲み干すと無造作に窓の外に投げ捨てるのが当たり前、市場でも野菜や何かを買うと黒い薄手のポリ袋に何でもいれてくれ、生活にものすごく浸透していました。確かにそれらが引き起こす深刻なゴミ問題は解決しなくてはならないものですが、ただ禁じるだけでは実効性が伴わないでしょう。 日本ではレジ袋をもらうためには5円負担するようにしたら、エコバッグがだいぶ普及しましたよね(うちの父ですら、マイバッグを持ってスーパーに行きます)。インセンティブが働くような仕組みづくりがハイチでも成否のカギを握るように思います。

2012年8月29日水曜日

アイザック、ハイチを直撃

(CNN) 熱帯低気圧「アイザック」がカリブ海のハイチとキューバを直撃し、現地時間の26日、勢力を強めながら米メキシコ湾沿岸部に向かっている。ハイチでは2010年の大地震の被災者が暮らすテント村が豪雨と突風に見舞われ、少なくとも6人が死亡した。
アイザックは25日、ハイチ南東部に上陸し、沿岸の町ジャクメルや、2010年1月の地震で壊滅的な被害を受けていまだ復興の途上にある首都ポルトープランスなどに大きな被害を出した。
ジャクメルでは住宅が吹き飛ばされて停電が発生し、住民1500人あまりが学校に避難。これまでに1人の死亡が確認され、犠牲者がさらに増える恐れもあるという。
ポルトープランス近郊では倒壊した住宅の下敷きになって10歳の少女が死亡した。被災者8000人が暮らすテント村では倒木や洪水によって数百のテントに被害が出ており、当局者が各テントを回って犠牲者の確認を急いでいる。別のテント村でも半数のテントが吹き飛ばされ、ハイチ全体で約3万人が新たな被災者となった。
国内に32カ所ある電力供給網は30カ所が一時的に停止し、バナナなどの作物にも被害が出ている。

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当会の事務局のメンバーである熊谷氏より日本時間の26日夜に直接代表に電話があり、私たちの支援地であるレオガン近郊では、人的被害はないものの、水害で農業に打撃を受けているとのことです。新たな支援策として、多くの農民が次の作付にも困る状況なので、以前にも行った種の供給がよいのではとの提案がありましたが、より緊急性の高いニーズがあれば、それも検討したいと思います。

2012年3月10日土曜日

気仙沼市内の幼稚園・保育所の卒園記念に

気仙沼市内の幼稚園・保育所の卒園記念の分と、本吉地区に一箇所ある市立図書館、4箇所ある小学校の図書館に、トータル110部の絵本「手を洗おう/げんきのもと」を寄贈させていただけることになりました。今週末、うちの院長(毎月2回本吉病院にボランティアで診療に行っている)の車に乗せてもらって届けることになっています。卒所・卒園式では当会からのお祝いのメッセージを読んでいただけるそうです(ああ、なんて書こう。想いが渦巻いています)。
同じ被災の痛み背負って生きていくハイチと日本、その二つの国の人たちに寄り添いたいという思いが受け入れられたようで、私はとてもうれしく思っています。そして私がうれしいことよりも、絵本を手にした子どもさんたちが喜んでくれることを、子どもさんたちの健やかな成長を心から願っています。

2012年3月3日土曜日

先月21日当会がハイチに派遣し、約2週間の現地滞在を終えて帰国された熊谷さんに東京で会いました。お元気そうでした。現地のインターネット事情が悪く、リアルタイムで情報を得ることはできなかったので、久しぶりにハイチの状況を聞けて有意義でした。

いろんな話の中で印象的だったのは協力団体のGEDDHの会計管理能力は一向に向上していないということです。彼らはここ2年、とあるドイツのNGOとも共同してきましたが、どうもそのNGO はばらまき型の援助を展開しており、むしろGEDDHをスポイルしたようだということでした。震災前から活動してきた地元の農村開発・植林NGOとしてGEDDHにどうしても支援が集中してしまうようですが、気のいい彼らは悪気なく安請け合いしてしまう傾向があり、GEDDHの能力について過大評価されているようでちょっと心配です。彼らの能力の向上に寄与できれば、それはとても大きな意義のある支援になると思います。

2012年2月9日木曜日

ホープワールドワイド・ジャパンの協力により

被災地で活動するNGOのホープワールドワイド・ジャパンのH様からうれしいメールが届きました。先日、東松島市の宮戸市民センターの宮戸コミュニティ推進協議会が運営されている図書館に絵本を10冊置かせて頂けることになったそうです。こちらは、被災者である宮戸市民の方々が利用されている図書館で、寄贈した際、喜んでくださっていたとのこと。写真は赤いジャンパーの方々が市民センターの職員の方で、お一人の方は被災されたとのこと。

ホープワールドワイド・ジャパンさんには年末に200冊の絵本を託させていただきましたが、「これからもまた機会がありましたら配布していきたいと思います。」とメールは結ばれていました。

私は直接現地にお伺いしていませんが、こうして気持ちがリレーされていく喜びに浸らせていただけました。お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

2012年2月7日火曜日

絵本はうずうずしながら待ってます

絵本を贈るプロジェクトについて、先月末、下記のように紹介していただきました。

http://www.sannichi.co.jp/local/news/2012/01/30/10.html


その後、2件ほど引き合いがあったものの、その後音沙汰なしで200冊はまだ手元にあります。
おりしも列島をインフルエンザが猛威を振るっています。
今月中にはなんとかお届けできればと願っています。

2012年1月13日金曜日

ハイチ大地震から2年がたちました

1月12日は2年前にマグネチュード7.5の直下型地震がハイチの首都ポートプリンスを襲った日です。
当初22万人とも言われた犠牲者の数は、地震をきっかけに知己を得た吉木健氏によると、2011年改正のハイチ政府の報告では31万6千人と修正されました。どうしてこれほどまでの死者になったかは説明がありません。また63万4千人が難民テントで住むことを余儀なくされています。

そして昨年3月11日以降、私たちハイチ友の会のハイチ支援の手法もこれまでとは変更せざるを得なくなりました。そこで大きな傷を負った国同士の絆を大切にしたいと考え、今年度の目標として当会作成のハイチ関連の絵本を、東北の被災地に400冊提供したいと考えました。すでに200冊が現地に送られていますが、残り200部の配布についてはまだあてがありません。以下の文章は転送フリーですので、多くの方に協力を呼びかけていただけましたら幸いです。

========以下転載自由===========
ハイチ支援NGOのハイチ友の会代表・小澤幸子と申します。
今日は折り入って東日本大震災へのささやかな支援について、ご相談がありまして投稿させていただきました。
私は西半球最貧国といわれるハイチ共和国の支援活動を始めて16年になる、ハイチ友の会というNGOを主催しています。ご存知のとおりハイチは2011年1月に大地震に襲われ、瓦礫の下敷きになり推定20~25万人もの人が亡くなりました。
私は内科の医師をしており、もともと貧しい国であったハイチで子どもたちの手指の衛生の大切さを伝える絵本「手を洗おう/げんきのもと」を作っておりましたが、被災後の不衛生な環境でコレラが蔓延したこともあり、その「手を洗おう」の簡易版を現地で配布する活動をおこなっています。

http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20110202-OYT8T00745.htm

絵本については以下に情報があります。
http://www.amazon.co.jp/%E6%89%8B%E3%82%92%E6%B4%97%E3%81%8A%E3%81%86-%E3%81%92%E3%82%93%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%82%82%E3%81%A8-%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%81%E5%8F%8B%E3%81%AE%E4%BC%9A/dp/4904784006/ref=cm_cr_pr_product_top

今年もインフルエンザのはやる季節を迎えました。ご承知のとおり、インフルエンザの予防に一番有効なのはうがいやマスク以上に手洗いが大切です。
そこで私たちは、被災地での感染症の流行が東日本大震災でも常に心配されていることから、日本語とハイチの現地語が併記されたこの絵本を被災地に400冊を提供したいと考えています。実は昨年3月にも計画したのですが、受け取ってくださる組織・団体・個人とのつながりを構築できないまま季節がめぐってしまいました。

そこでお心当たりの受け取ってくださる組織・団体・個人の方がいらっしゃいましたら、送料等は当方負担で、1冊からでも受け付けてお届けいたしますので、お申し出いただければ幸いです。
ハイチ大地震後に作った絵本の第2版には震災に寄せてということで以下のような文章を入れました。


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「ハイチ大地震に寄せて
 カリブ海の島国、ハイチ共和国で2010年1月12日にマグニチュード7.0の地震が発生しました。震源が首都に近かったこともあり、推定20万~25万人の犠牲者、150万人以上の被災者が生じたのです。日本の皆さん、阪神淡路大震災の犠牲者が6,434人だったことから、この地震の被害の大きさを想像してください。
 ハイチではこれまでも、不安定な政治、経済格差、脆弱な医療体制、環境問題など、現代社会が抱えるあらゆる問題に直面してきました。歴史的にも苦難の道を歩んできたハイチが、さらにこのような過酷な運命に翻弄されるのは、残念でなりません。
 ハイチは壊滅状態となりましたが、それでも人々は生きていかなくてはなりません。この地震復興を手掛かりに、今こそ国際社会は、長期的な視点でハイチに援助の手を差し伸べるときではないでしょうか。私たちハイチ友の会も微力ながら、皆さんとともに、ハイチの人々が再び立ち上がるために支援してまいります。
2010年夏         ハイチ友の会事務局 代表 小澤 幸子 
 この絵本の収益は、この絵本をハイチの子供たちに届ける活動に使われます。」
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最後の段落の「ハイチ」を「東北」に置き換えても、全く違和感の無い辛い状況のなか、地震がつなぐ日本とハイチの縁を感じつつ、今、私たちにできることを模索してまいりたいと願っています。
クリスマスやお正月を経ており、すでにインフルエンザの広がりがささやかれる中、すでにタイミングを逸しつつありますが、被災地で特に子どもさんたちへのプレゼントにしていただけたら、当方としてもうれしく思います。厚かましいお願いではございますが、どうかご協力のほど、宜しくお願いいたします。

小澤 拝

2012年1月6日金曜日

あけましておめでとうございます。

2012年が始まりましたね。

私事ですが2010年の秋に新しい家族が増え、その人は丈夫で楽しいのですが、
昨年10月に二足歩行を獲得してからというもの、これまで以上に目が離せず、
PCに触れることがなかなか難しくなっており、何度も気合を入れなおすものの、
なかなか更新できず申し訳なく思っています。

昨年末からは高校や大学でのハイチに関する講義にいそしみつつ、ハイチで今年度取り組む農作物生産力強化事業のための資金の送金に苦戦しておりました。ハイチのカウンターパートのスタッフと口座情報のやり取りをするのですが、これが本当に一苦労です。こちらが欲しい情報がなかなか得られず、いらいらすることもしばしばですが、笑ってしまうのが、待って待ってやっと情報を彼らが送ってきたとたんに、翌日にはこちらに送金の催促メールを送ってきたことです。
のんびりしているんだか、せっかちなんだか・・・。そうは言うものの、ハイチの人たちは待つのにも慣れっこ。でも駄目でもともとで主張してみる気質に私たちも慣れっこになってきました。


今年もどうぞよろしくお願いします。

ハイチ友の会代表小澤幸子