2012年3月10日土曜日

気仙沼市内の幼稚園・保育所の卒園記念に

気仙沼市内の幼稚園・保育所の卒園記念の分と、本吉地区に一箇所ある市立図書館、4箇所ある小学校の図書館に、トータル110部の絵本「手を洗おう/げんきのもと」を寄贈させていただけることになりました。今週末、うちの院長(毎月2回本吉病院にボランティアで診療に行っている)の車に乗せてもらって届けることになっています。卒所・卒園式では当会からのお祝いのメッセージを読んでいただけるそうです(ああ、なんて書こう。想いが渦巻いています)。
同じ被災の痛み背負って生きていくハイチと日本、その二つの国の人たちに寄り添いたいという思いが受け入れられたようで、私はとてもうれしく思っています。そして私がうれしいことよりも、絵本を手にした子どもさんたちが喜んでくれることを、子どもさんたちの健やかな成長を心から願っています。

2012年3月3日土曜日

先月21日当会がハイチに派遣し、約2週間の現地滞在を終えて帰国された熊谷さんに東京で会いました。お元気そうでした。現地のインターネット事情が悪く、リアルタイムで情報を得ることはできなかったので、久しぶりにハイチの状況を聞けて有意義でした。

いろんな話の中で印象的だったのは協力団体のGEDDHの会計管理能力は一向に向上していないということです。彼らはここ2年、とあるドイツのNGOとも共同してきましたが、どうもそのNGO はばらまき型の援助を展開しており、むしろGEDDHをスポイルしたようだということでした。震災前から活動してきた地元の農村開発・植林NGOとしてGEDDHにどうしても支援が集中してしまうようですが、気のいい彼らは悪気なく安請け合いしてしまう傾向があり、GEDDHの能力について過大評価されているようでちょっと心配です。彼らの能力の向上に寄与できれば、それはとても大きな意義のある支援になると思います。