2010年12月24日金曜日

大地震被災1周年 ハイチアート展覧会~アートが命をつむぐ~

震災後一年を迎えるこの機会にハイチの現状を見つめ、今後の継続的支援の必要性ならびにその支援方法について、皆さまと共に考えたいということで、下記の通りハイチ絵画の展覧会が企画されています。ハイチ友の会も会場でブースを出展し、絵本「手を洗おう」の原画を展示する予定です。
以前より貧困に苦しんできたハイチ。しかし国民の豊かな心は明るく希望に満ちたハイチ芸術を生み出しました。アフリカの原住民であったハイチの人々の素朴で自然を好む優しい国民性は、ハイチ絵画に優しい人間愛と自然への親しみに満ちた詩的な抒情を醸し出しています。ハイチの芸術やコーヒーを楽しみながら、ハイチへの支援について考えて頂ければと思います。ご多忙の中とは存じますが、皆様のご参加を心からお待ちしております。
開催日時  2011年1月11日(火)12:00~16:30pm

       2011年1月12日(水) 9:30~16:00pm
開催場所  憲政記念館:東京都千代田区永田町1-1-1
参加費   無料

主催 アートが命を繋ぐプロジェクトチーム(三河屋奥右衛門、日本リザルツ、他)
問い合わせ  担当 石川 電話090-9924-2313

‐ハイチ大地震の悲劇から1年‐1月13日活動報告会および映画「ミラクルバナナ」上映会

 2010年1月12日にハイチで発生した大地震。その後の混乱、ハリケーンなどの悪天候、蔓延するコレラ、大統領選挙に関連した暴動などが立て続けにおこり、1年たった現在も多くの被災者が避難民キャンプの劣悪な環境で暮らしています。ハイチ友の会では発生直後からこれまでにのべ5名のスタッフ、派遣員を現地に送り、情報収集および復興支援活動を展開してまいりました。震災から1年を機に、その成果と今後の課題についての報告会を開催します。 また、ハイチを舞台にした映画「ミラクルバナナ」の上映会もあわせて開催いたします。
■報告会の概要
【日時】 2011年1月13日(水)18時~20時45分
【場所】山梨市地域交流センター 街の駅やまなし会議室A・B     
住所: 山梨県山梨市上神川1229-1     TEL: 0553-20-7010
1.この1年のハイチ共和国と当会の活動報告( 40~45分)
2.質疑応答(15分)
  (休憩)
3.映画「ミラクルバナナ」上映会 (本編105分)19時上映開始

@@@たくさん実れ!!バナナの紙     
映画 「ミラクルバナナ」@@@
「タヒチとハイチを間違えた。
行ってみたらとんでもない国だった。
だけど、何とかなるもんです!!」
バナナの木から紙ができれば、
そこに奇跡のストーリーが生まれる。

監督:錦織良成出演:小山田サユリ / 山本耕史 アドゴニー・ロロ / 宮崎美子 緒形拳 ほか
■本件に関する問い合わせ先:ハイチ友の会事務局
〒400-0812 山梨県甲府市和戸町928-2 tel/fax:055-237-5126
  mail:friendsofhaiti@mindspring.com

2010年11月30日火曜日

難民を助ける会のハイチ復興支援チャリティコンサート

NPO法人 難民を助ける会の青木さんから、コンサートのご案内をいただきました。12月19日にハイチ大地震復興支援のためのチャリティコンサートを開催されます。出演はアメリカ人バイオリニストのアヤノ・ニノミヤさんをはじめ他6名のミュージシャンの方々。

アヤノさんは、年に数回来日し、母校のハーバード大学同窓会(ハーバードクラブ)で演奏会を行うなど精力的に活動されていらっしゃる音楽家です。2月には、アヤノさんのお声がけで、9名のミュージシャンが集まり、東京タワーの大展望台でハイチ支援のためのチャリティコンサートを行い大成功。12月も、東京タワーで演奏してくださったメンバーを中心に行われます。またコンサートでは難民を助ける会のハイチ事業についても報告があります。

コンサート詳細=======
コンサート名:加藤タキ チャリティ・サロンコンサート 第3回 (ハイチ支援)
日時:2010年12月19日(日)午後2時開演(午後1時半開場)
会場:JTアートホール アフィニス(虎ノ門JTビル2階)
    東京都港区虎ノ門2-2-1 JTビル2F
料金:全席自由 3,000円
申込:下記ウェブサイト、お電話、FAX のいずれかよりお申し込みください。
コンサート ホームページ (申し込み書付き):http://www.aarjapan.gr.jp/join/event/2010/1219_386.html

2010年11月25日木曜日

コレラ対策に「手を洗おう」!



コレラの流行で既に1100人超が死亡しているハイチ。


大地震以前から上下水道の整備がほとんどなされていなかった同国で、ごみ収集サービスもなく栄養状態の悪い人々が夜露にぬれながら避難民キャンプで集団生活を送ったら、どんなことがおきるか火を見るより明らかでした。


震災直後より感染症の流行の懸念をいだき、昨年9月に出版した衛生教育に有効な絵本「手を洗おう」の簡易版を現地に届けることを訴え続けてきました。

 そもそも私たちは多くの義援金をお預かりしたことから、絵本の簡易版を作ることは不可能ではありませんでした。しかし、私たちのような小さなNGOには、それを現地でより多くの子どもたちに分配・配布・普及活動まで行うには圧倒的に組織力に欠けていました。せっかく、現地語に訳されており、しかも内容はWHOが推奨する感染性下痢症の予防と対策を、わかりやすく伝えるものがすでにここにあるのに・・・。それがこの度、国際NGO、ワールドビジョン・ジャパンの協力で絵本のブックレット版が現地で製作され、多くの避難民キャンプや学校などで、手指の衛生を啓発する活動に活かされることになりました。
 この計画は6月に青山学院大学のセミナー(このブログでも紹介しましたね)で講演させていただいた際に、参加されていたワールドビジョン・ジャパンのハイチ担当者のKさんが関心を持ってくださったことに端を発します。7月には青写真が描かれていましたが、ハイチというお国柄もあり、計画はゆっくり、でも着実に実現に向けて動き出しています。残念なことにすでにコレラが蔓延してしまいましたが、その拡大を食い止める一助となれば幸いです。

2010年11月23日火曜日

新潟からのご支援、細く長くしなやかに継続中

11月13日、第3回目のハイチ・チャリティ・イベント・レッスンが開催されました。ハイチ大地震以降3回め。 今回は45名の方々が参加してくださいました。回数を追うごとに多くの方々の共感を呼び、広がりを見せているようです。

49,325円の収益金のうち、4,000円の施設使用料、800円の暖房費(前半1時間のみ)を差し引いた44,525円をご寄付としてハイチ支援のために当会に託してくださいました。


新潟の参加者の皆様、ヨガで体と心をほぐしつつ、生まれたあったかい気持ちをハイチに分けてくださって本当にありがとうございました。そのお気持ちはきっときっと、ハイチに届けます。ありがとうございました。

11月24日陸上自衛隊がハイチPKOを語る!

更新がおろそかになってすみません。
直前になってしまいましたが、第15回防衛問題セミナーが11月24日18時より甲府商工会議所にて行われます。テーマはハイチPKO。「災害派遣・国民保護における自衛隊の役割」、「ハイチにおけるPKO活動(1次隊)の概要」と題して、ハイチPKOに関わった自衛隊の方が生の声をお聞かせくださいます。
現役学生さんと講師の隊員(偉い方だと思います)との討論会もあるようです。どんな対話がうまれるのでしょうね。

私も、同時期にハイチで救援活動に携わったものとしてご挨拶させていただきます。
当日、会場では絵本「手を洗おう」の原画を展示いたします。コレラ禍にみまわれているハイチでは手洗いの重要性がさらに高まっています。ハイチでは自衛隊員の方々と子どもたちとの交流もあるようですから、有機的なかかわりができればと願っています。

会場:甲府商工会議所5F 多目的ホール 参加無料
    17:30会場 18:00開演 20:00終了予定 事前申し込み不要、定員になり次第締め切り
お問い合わせ:南関東防衛局 企画部 地方調整課 045-211-7134

2010年11月14日日曜日

不安的中  ハイチでコレラ蔓延

会員の山田様からの情報提供です。

アルテール・プレス紙(2010・11・12) ハイチ国民健康保険省が11月12日発表した『コレラの感染状況』によれば、10月19日に発生したコレラによる患者数は、11月11日現在、1万1125人に達し,うち724人が死亡しており、現在も毎日60~70名の死者が発生している。
なお、県別の死亡者数は次の通り。  
アルチボニット県:497人
北 県: 66人 
中央県: 58人 
西県: 52人
北東県: 50人
南県:   1 人  合計: 724人

また、ハイチ駐留国連軍は、『今後半年で患者数は20万人に達する見込みで、その対策費用として1.6億ドルが必要』として、国際社会に対し資金拠出を呼びかけた。
(文責:山田貴彦)

当会のプロジェクトが進行しているレオガン近郊では2人ほどコレラの患者が出たと聞いています。
アルチボニット県にある、里親支援を展開しているエステル教区学校への被害状況については、特に情報が寄せられていません。

ハリケーンによる洪水でも死者が出ましたが、2008年のような甚大な被害にはならなかったそうですが、コレラの伝播に拍車をかけたのではないかと思われます。

2010年10月22日金曜日

ハイチ北部でコレラ流行 数日で1500人感染、死者135人

時事通信社からの引用です。
サンマルクは港があり交易の中心地。アルティボニトはハイチ最大の穀倉地帯。
被災地域への感染拡大は時間の問題かも(オザワ)。

2010年10月22日9時6分
 【サンパウロ時事】今年1月に約25万人が死亡する大地震に見舞われたカリブ海の島国ハイチの北部でコレラが流行し、保健当局者は21日、過去数日間で1500人が感染し、既に135人が死亡したと語った。AFP通信が伝えた。
 コレラは首都ポルトープランスの北方100キロにあるサンマルクで発生し、犠牲者は中部から北部へ流れるアルティボニト川の流域に集中。ただ、地震の被災者が多く暮らす首都やその周辺では、まだ大きな被害は出ていないという。
 地震後の復興が遅れているハイチでは、被災者が劣悪な衛生環境下での生活を余儀なくされ、感染症のまん延が懸念されていた。現地の医師はAFP通信に対し、「下痢が集団発生し、あらゆる年代の患者が死亡している。感染地域の水質が原因だ」と語った。 
[時事通信社]

2010年10月20日水曜日

短期駐在員無事に帰国

9月4日に日本を発たれ、ハイチ大地震の震源に近いレオガン近郊に滞在し活動していただいた早川さんが任務を一区切りされ19日無事に帰国されました。、当会が現地NGOと協力して行っている、農作物生産力強化事業の実態調査および現地スタッフのサポート、4月に当会がおこなった緊急テント支援の成果についての調査、震災復興支援のニーズの調査などに取り組んでいただきました。

今回の早川さんの派遣でよりはっきりしたのは、農業指導などでは高い能力を発揮する現地NGOのGEDDH(ジェド)のメンバーですが、種の購入や計算、領収書の管理、銀行口座の管理などについてはかなり不慣れで訓練を要するということです。どうも明確な悪意や怠慢というよりも、細かいことを気にしないおおらかさや、いずれどうにかなるさという楽観主義がその行動の根っこにあるようなのですが、これでは今後、大きなドナーとなりうる国際NGOの信頼を勝ち得て対等に渡り合っていけません。
(注:GEDDHは大きな額の金銭管理や事務処理を外国人シスターに任せて実働しか担ってきませんでしたが、大地震を機にそのサポートが途切れ、急速に自立せざるを得なくなったのです。)

おかしいと思うことをいちいち理由を問い、修正を求め、なぜそうしなければならないかを根気よく説明し、行動に反映させていってもらうこと。これは並大抵の苦労ではありません。正直めんどくさいし、指摘するこちらが強迫神経症なんじゃないかと落ち込みたくなることもありますが、しかし、真の組織のエンパワーメント(自分自身の力で問題や課題を解決していくことができる社会的技術や能力を獲得すること)を達成するには必要な作業です。こつこつと取り組んでいかねばと思います。

早川氏の活動の成果と今後の方針をまとめた上で、帰国報告会を年内に複数個所で企画する予定です。「ぜひ我が街、我が組織で報告会を!」というお申し出をいただける方は当会事務局までお問い合わせくださいませ。
055-237-5126(電話/ファックス) メール:friendsofhaiti@mindspring.com

2010年10月16日土曜日

ハイチに手作りソーラーパネルを!


10月11日に笛吹市八代町岡区有志の方々より、手作りのソーラーパネル寄贈の申し出をいただき、贈呈式に行ってまいりました。ちょっと大きいですが女性でも運べるもので、54cm×63cmパネルの部分と箱型のバッテリー収納部分で分離できる、いたってシンプルなつくりのものです。
この活動は国際協力NGOソーラーネットさんの取り組みに、山梨県電気工事工業組合青年部の広瀬さんが賛同しノウハウをつたえ、旧八代町岡区の地域住民が協力してくださったものです。写真では青く見えるパネルのパーツが繊細で割れやすく、作業は小学生から悠々自適の70代の方々が力を合わせて取り組んでくださったそうです。

40Wの出力しかありませんが、バッテリーとアダプターが搭載されており、携帯電話の充電や蚊よけ、PCの電源取りなどの目的で、日本人派遣員が、日本の電子機器を使うのには十分だと思います。曇天でも充電でき、晴天の下で発電しながら使うのが一番効率がいいそうですが、充電したバッテリーを使って夜間も使用可能。今、私の自宅でいろいろなものの充電を試しているところです。
2009年11月、地震の震源とされるハイチのオランジエ地区で、この4分の1くらいのソーラーパネルでラジオを聴いているのを見かけたことがあります。ハイチでもこのパネルはきっと受け入れられるのではないかと期待しています。

詳しい使い方はマニュアル化し、現地での使用ルールなども検討の上、早ければ来月下旬にでも現地に持ち込みたいと考えています。 うまくいけばまたこのブログで使用状況を報告します!

2010年10月15日金曜日

佐藤文則写真展 新宿・コニカミノルタプラザにて開催


ハイチ・報道写真の日本における第一人者、佐藤文則さんから写真展のお知らせをいただきました。
テヤ・トランブレ -ハイチ大地震ー
10月19日から29日まで、新宿コニカミノルタプラザ ギャラリーAにて
10時半~19時(最終日は15時まで) 
無休/入場無料
写真展タイトルの「テヤ・トランブレ」は、ハイチのクレオール語で「地震」を意味する言葉だそうです。http://konicaminolta.jp/plaza/schedule/2010october/gallery_a_101019.html

佐藤さんは震災から3週後にハイチ入りされましたが、彼と同じく、慣れ親しんだ街並みが破壊された様というのは、ただそれだけでも人の心を傷つけるものだということを私も現地を訪れ痛感しました。

写真展のお知らせとあわせて、日本ビジュアル・ジャーナリスト協会編『「戦地」に生きる人々』集英社新書を謹呈いただきました。街並みや人間関係がずたずたにされる戦地で行きぬく人々の現実。そこに生きる人々の痛みや強さがほとばしる作品です。

佐藤文則(さとう・ふみのり)
フォトジャーナリスト。明治大学文学部卒業後、1979年に渡米し、San Francisco City Collegeで写真を学ぶ。フォトエージェンシーの「Impact Visuals」(New York)、「Sipa Press」(New York)を経て、現在「OnAsia Images」(Bangkok)に所属。1988年からハイチ取材を開始。他に米国、東南アジア諸国を中心に活動する。日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)会員。
「慟哭のハイチ 現代史と庶民の生活」(凱風社)、「ダンシング・ヴードゥー ハイチを彩る精霊たち」(凱風社)、写真集「ハイチ 圧制を生き抜く人びと」(岩波書店)
モノクロプリント 全紙 約35点

アクセス
〒160-0022東京都新宿区新宿3-26-11新宿高野ビル4FJR新宿東口、地下鉄丸の内線「新宿駅」A7出口から徒歩1分(フルーツの新宿高野4F)

2010年10月13日水曜日

山梨中央銀行ロビーで絵本の原画展開催中


8月の甲府市・元麻布ギャラリーでの絵本原画展に引き続き、甲府市中心部の山梨中央銀行本店ロビーでも原画展が始まりました。仲良しのパニの会と共催です。8月の展覧会に足を運んでくださった行員さんが声をかけてくださり実現した企画です。広々とした天井の高いロビーに原色の絵本の原画が掲げられ、行内はいつもと違った雰囲気に。より多くの方の目に留まれば幸いです。
ちなみにこの写真は同行にお勤めの代表の小中学校の同級生M君が撮ってくれました。
本当にありがとう。

来年2月ごろには原画は北海道・札幌を旅する計画もあります。これに力を貸してくれるのも高校の同級生だったりします。ハイチを通じて旧交を温め、心がほっこりしています。
そしてまた各地で新たな出会いに恵まれ、絵本を通じてハイチに思いを馳せてくださるかたがたの輪が広がればと願っています。



2010年9月22日水曜日

教育環境の劣悪な国ワースト3にハイチ


 【ニューヨークAFP=時事】

世界各国の教育に関係するNGOの連合体「教育のためのグローバルキャンペーン(GCE)」は21日までに、教育環境の劣悪な国々を評価付けし、最悪の国にソマリアを選んだ。ソマリア以外では下からエリトリア、ハイチ、コモロ、エチオピア、チャド、ブルキナファソが並んだ。調査結果は、ニューヨークの国連本部で開催中のミレニアム開発目標(MDGs)サミットに合わせて発表された。


上記、残念なニュースです。ハイチでは国立学校のほか、有名私立学校から寺子屋や私塾のような様々な教育機関がありますが、そこに通えている子どもはほんの一握り。卒業できる子はさらに少ない状況です。


 ハイチ友の会では、ベネの聖ジェラルド学校およびエステル教区学校の2校にて合計45名の児童の就学を、日本の里親さんの年額1万円の支援金で支えています。

2010年9月15日水曜日

絵本「手を洗おう/げんきのもと」がAmazon.comでもお求めいただけます!

昨年10月に山梨県地域活性化事業の助成を得て制作した絵本「手を洗おう/げんきのもと」。


好評につきこの春にはほぼ完売してしまいました。そこで7月末、第2刷を完成させたのですが、これを機にAmazon.comでも購入できるようにいたしました!

http://www.amazon.co.jp/%E6%89%8B%E3%82%92%E6%B4%97%E3%81%8A%E3%81%86-%E3%81%92%E3%82%93%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%82%82%E3%81%A8-%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%81%E5%8F%8B%E3%81%AE%E4%BC%9A/dp/4904784006



もちろん、当会のHPからでもこれまでどおり発注できますし、現状では当会に直接お申し込みいただいたほうがお手元には早く届けることができると思います。しかし、天下のAmazonでも紹介されることで、より多くの方の目に触れることを期待しています。



みなさん、カスタマーレヴュー書いてくださいね!

2010年9月6日月曜日

短期駐在員派遣スタート!

4月中旬から募集していたハイチ短期駐在員の派遣がやっと叶いました。

派遣員Hさんはハイチで1年余り実務につかれたこともある、フランス語が堪能で途上国での経験も豊富な方。温厚で誠実なお人柄で、よい方に恵まれた幸運に感謝しています。

私たちの活動拠点であるレオガンに到着され、さっそく現地の情報が入ってまいりました。まずは彼の生活環境。心身ともに健康に活動していただくためには大切なことです。これまでも私たちが拠点とさせていただいてきた、レオガン近郊のシグノの修道院でテント暮らしがスタートしますが、暑いのは仕方ないものの、蚊もおらず、シャワーや清潔なトイレも使えるとのこと。予想外だったのが、併設するカージナルレジェ病院にネットの回線が来ているので、時間の制約を除けば震災前程度には快適に使えそうです。

通信事情が悪くなかなか情報が得られず、進捗状況にやきもきしていた農作物生産力強化事業も、耕作、種蒔、植え替えなどを行い、35%の増収が見込めるとのこと。そのほかにもまだ多くの問題を抱えていますが、現地に日本人が滞在し、ともに考え行動できることでよい方向に導かれることを期待しています。

2010年8月30日月曜日

ワイクリフに選管はNo、しかし・・・

 2010年8月30日ロイター:



♪もし僕が大統領と話せたとして 

大統領は本当に耳を傾けてくれるかなあ 

何か賢いことを言ったら 

立場を変えてくれるかなあ ♪

 と、2008年11月の 米大統領選の投票前に発表された「ミスター・プレジデント」を歌ったのは、伝説のヒップホップグループ「 フージーズ」のフロントマンだったワイクレフ・ジョン氏(40)である。だがまさか、2年後に自分が「プレジデント=大統領」の座を目指すとは思っていなかっただろう。
(写真は5日、ハイチの首都ポルトープランス近郊で、住民の声援に応えるワイクレフ・ジョン氏 (ロイター))


 ジョン氏はハイチ生まれで子供のころに米ニューヨークに移住した現在は売れっ子音楽プロデューサー。 そのジョン氏が今年11月28日に行われるハイチ大統領選に出馬すると表明したが、過去5年間ハイチに居住していなかった者は立候補資格がないと、同国選管は判断。


 「私は現政権からハイチの親善大使に任命されている。だから、その任務を果たすために国外に住むことを認められている」とジョン氏は控訴を申し立てたが、見通しは厳しいらしい。ハイチの平均年齢は20・5歳。若者から圧倒的な人気を集める彼の出馬が認められれば、ジョン氏の当選の可能性は高いとみる向きは多い。

AP通信によると年収は1800万ドル(約15億3千万円)を下らない億万長者であるジョン氏が本当に、明日の見えない貧困に苦しむハイチの人々の代表たり得るのか。自身の資産運用に関する芳しくないうわさもある。

 ここからは小澤の感想ですが、長年、汚職と足の引っ張り合いで長期的視野を持つ政治家に恵まれてこなかったハイチ。何かを変えてくれるのではという期待は政治の素人にこそ寄せられているようです。

2010年8月17日火曜日

ワイクリフ・ジョン氏が大統領選に立候補!?

ロイター通信の情報によるとアメリカを拠点に活躍するハイチ出身のヒップホップ歌手、ワイクリフ・ジョン氏(37)が今年11月28日に行われる大統領選への立候補を表明したそうです。

 今月の米タイム誌とのインタビューでジョン氏は「この国がつぶれていくのをただ傍観していたら、夜も眠れなくなる」と述べ、大地震に見舞われたハイチの復興に指導者としてかかわることを立候補の動機に挙げたとか。彼は大地震以後、ハイチ支援の旗振り役として活躍してきましたが、これまでもハイチの子どもに奨学金を出す財団を設立するなど社会貢献活動にも長く関わってきました。

 ロイター通信によると、「大統領選には、アレクシ元首相やジョン氏のおじにあたるレイモン・ジョセフ前国連大使らが立候補を表明しているが、豊富な資金と若年層への圧倒的な人気を誇るジョン氏は有力候補になりうる。ただ、大統領候補になるにはハイチ国内に住所を持ち、過去5年間ハイチに住み続けていなければならないという憲法規定があり、9歳で米国に移住したジョン氏は資格審査ではねられる可能性がある。選管は候補者名簿を今月17日に発表する予定だ。 」


真偽のほどは定かでないのですが、彼がローリン・ヒルらと「フージーズ(The Fugees)」として活動していた1997年、グラミー賞を受賞した際、その壇上にハイチ国旗を持って駆け上がった彼は、国旗の天地を逆にして高々とかかげたとか。緊張のあまりうっかりしたのか、幼くしてハイチを離れた彼は国旗をあまり見慣れていなかったのか。この話は当時人づてに聞いただけなのですが、ちょっと胸が痛んだエピソードとして忘れることができません。

今日は17日。ジョンはハイチの未来のリーダー足りえる資格を手にできたのか?!


 

2010年8月12日木曜日

コーヒーの実が育っています

以前このブログでもご紹介した、コーヒーの木が花を咲かせた後に実をつけ、こんなに育っています。

花は2輪咲いたあと、蕾らしきものがたくさんついていたものの一向に咲かず、葉っぱの元気もなくなってきて・・・・・心配していたところ、どうも根づまりを起こしていたようです。

育ての親、検査技師のSさんの適切な対処により、元気を取り戻しつつあり、実も大きくなってきました。赤くなるまでに3ヶ月かかるそうです。

Sさんと、今後は枝を折って挿し木に挑戦しようと話し合っています。頑張れ、コーヒーの木!

2010年8月10日火曜日

無事に原画展閉幕

7月31日から8月8日まで甲府市駅前で開催していた絵本の原画展が無事に終了しました。
8月7日にはききみみずきんおはなしの会の4人の精鋭がハイチの民話を語ってくださり、素敵な時間を過ごすことができました。

思い返せばききみみさんとのコラボはすでに4回目でしたね。

読み聞かせや朗読をされる方の間では『魔法のオレンジの木』という名著のおかげで、ハイチ民話はかなりポピュラーであるとのことで、この4月に三鷹でおはなし会を開かれた「ねの会」の皆さんとの出会いを思い返しました。

来場者は全会期とおして87名の方々がお立ち寄りくださいました。暑い中、ありがとうございました。

中にはユニクロが2004年ごろ発売し、今や幻となったバスキアのアートをデザインしたTシャツを着た、その日お誕生日というお兄さんも。実物を見るのはわたし、初めてでした。

ジャン・ミシェル・バスキアといえば映画にもなった、NYストリートの伝説的落書きアーティスト。80年代に活躍して、27歳で急逝。今なお世界にファンがいる天才画家です。実は彼のお母さんはハイチ人。彼のアートのルーツはハイチにあるといっても過言でないのです!!!(と鼻息荒すぎでしょうか?)

賛否両論ありましょうが、私は被災直後、ユニクロにバスキアTシャツを復刻させ、ハイチ大地震のチャリティーを募ってくれるよう掛け合うために、版権のありかを探して各方面と連絡を取りあったりしたのでした。これは結局うまく行きませんでしたが、(でもユニクロは迅速に500万円をハイチ復興支援のために国際機関かNGOに寄付なさったはずです)ああ、これが私が夢見ていたものなのねと思うと感慨深いものがありました。
彼がつけている丸い缶バッジはSAVE HAITI Project 製作のもので、誕生日の彼に私が急遽プレゼントしたものです。27歳になったいい大人に、得意気に缶バッジをプレゼントする私も私ですが、喜んでくれた彼はナイスガイです。一緒に来場された彼女かな?かわいらしい方も喜んでくださり、大変救われました。どうぞ思い出に残る27歳になりますように。

2010年8月4日水曜日

原画展「子どもたちが描く夢」~バングラデシュとハイチから~


山梨でともに頑張る仲良しのNGO,ESA山梨パニの会さんからの呼びかけで、この夏甲府駅前で絵画展を共催しています。
●バングラデシュから
ダッカの北にある「サクラファミリーホーム」には3歳から19歳迄の40名の孤児が、暮らしており、両親は居なくても子供達は希望を持ち、毎日を生き生きと生活し勉強に励んでいます。毎回訪れる度に出会う輝く瞳の中には、厳しい現実に負けない「強さ」「優しさ」「心の豊かさ」を感じます。バングラデシュ政府は数年前から『義務教育は定着した』と言いつつも実際は「家の手伝い」「仕事」などで就学出来ない子供が沢山います。アジア教育支援の会(ESA)では『教育の徹底が貧困から子供達を守る』とインド・バングラデシュの教育支援活動を30年程前から行っています。心の豊かさ」を紙面一杯に色彩豊かに描かれた26枚の絵をどうか一人でも多くの方にみて頂き、今この同じ時間を一生懸命に生きている子供達の息吹を感じて頂きたいと思います。
                             ESA山梨パニの会 小林レイ子
ハイチから カリブ海の島国、ハイチ共和国で2010年1月12日にマグニチュード7.0の地震が発生し、推定20万~25万人の犠牲者、150万人以上の被災者が現在も厳しい生活環境におかれています。 ハイチではこれまでも、不安定な政治、経済格差、脆弱な医療体制、環境問題など、現代社会が抱えるあらゆる問題に直面してきました。歴史的にも苦難の道を歩んできたハイチが、さらにこのような過酷な運命に翻弄されるのは、残念でなりません。 ハイチは壊滅状態となり、子どもたちの通う学校も多くが再開のめどがたっていません。それでも子どもたちは明るくたくましく生きています。
この絵画展では被災前に子どもたちが描いた日常を紹介します。また、子どもたちが生きていくために必要な知識・行動を伝えるために2009年10月に出版した絵本、『手を洗おう/元気のもと』の第2版出版を記念し、その原画展も開催します。私たちハイチ友の会も微力ながら、皆さんとともに、ハイチの人々への理解を深め、彼らが再び立ち上がるために支援してまいります。多くの皆様の来場をお待ちしております。
                         ハイチ友の会事務局 代表 小澤 幸子
会  期:2010年7月31日(土)~8月8日(日) 
会  場:元麻布ギャラリーKOFU  〒400-0031山梨県甲府市丸の内2-3-2
     東横イン甲府駅前1F
開館時間:午前11時~午後7時 [ただし最終日は午後5時まで]
観覧料:無 料 お気軽にお立ち寄りください。
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8月7日土曜日は同会場にて15時半から1時間、読み聞かせボランティア「ききみみずきんおはなしの会」の皆さんがハイチの民話を語ってくれます。
バングラデシュの民族衣装の着付け体験もできます!
完売し、多くの方々に再版を期待されていた絵本「手を洗おう/げんきのもと」も会場にて1680円にてお求めいただけます!!
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主  催:ESA山梨パ二の会・ハイチ友の会協  力:元麻布ギャラリー後  援:山梨放送、NHK甲府放送局、エフエム甲府【問合せ先】 090-2329-0095  ESA山梨パ二の会代表 小林       055-237-5126   ハイチ友の会事務局 friendsofhaiti@mindspring.com   http://friendsofhaiti.home.mindspring.com/

2010年7月23日金曜日

山梨の方しか視聴できませんが・・・山梨県広報番組 UTY 『山梨いまじん』で小澤が紹介

山梨県広報番組 UTY 『山梨いまじん』で小澤が紹介されます。

7月28日水曜日 UTY 19:55~20:00

短い番組ですが、普段の病院での仕事ぶりとハイチ大地震緊急支援について取材されています。

http://www.pref.yamanashi.jp/koucho/tv/lists_ima.html

2010年7月18日日曜日

児童画と絵本の原画展7月31日~8月8日開催

「子どもたちが描く夢」と題して、バングラデシュの支援団体山梨パニの会と共催で、山梨県甲府駅前のギャラリーで絵画展を開くことになりました。

私たちの展示内容としては昨年10月に出版した絵本「手を洗おう/げんきのもと」の第2刷の発売を記念して、絵本の原画を展示します。また、被災前の子どもたちが描いた児童画や、写真、DVDなどをお見せしたいと考えています。

8月7日15時半からは読み聞かせボランティアの「ききみみずきんおはなしの会」のメンバーによるハイチ民話の語りも予定されています。皆様お誘いあわせの上、是非お出かけ下さい。
お店番をしてくださるボランティアさんも募集中です!

会  期:2010年7月31日(土)~8月8日(日) 
会  場:元麻布ギャラリーKOFU (甲府駅南口 東横イン甲府駅前1F )
開館時間:午前11時~午後7時 [ただし最終日は午後5時まで]
観覧料:無 料 お気軽にお立ち寄りください。
主  催:ESA山梨パ二の会・ハイチ友の会
協  力:元麻布ギャラリー
後  援:山梨放送、NHK甲府放送局、エフエム甲府
【問合せ先】 090-2329-0095  ESA山梨パ二の会代表 小林
       055-237-5126   ハイチ友の会事務局
      friendsofhaiti@mindspring.com   http://friendsofhaiti.home.mindspring.com/

ハイチ大地震から半年 各国の支援金拠出進まず

2010.07.15 - CNNワールド

(CNN) 1月にハイチで発生した大地震から半年が経つが、復興支援金の拠出を表明した国の大半がいまだに支払いを開始していないことが、CNNの調査で明らかになった。

3月に行われたハイチ支援に関する国際会議では、総額53億ドルの支援金拠出が表明されていた。だが、支援金の処理を担当する「暫定ハイチ再建委員会」にこれまでに支払われた金額はその2%にも満たない。 拠出を表明した国のうち、支払いを開始した国はブラジル、ノルウェー、エストニア、オーストラリアの4カ国のみ。

11億5000万ドルの拠出を表明した米国は、議会の予算承認が下りていないとして支払いを保留。13億2000万ドルを表明したベネズエラも支払いを開始していないが、ハイチの債務を一部免除している。このほか、スペイン、フランス、カナダも支払いを開始していない。 国連ハイチ特使のビル・クリントン元米大統領は今週初め、CNNに対し、支払いを遅らせている各国に電話をして支払い要請を行うと語った。


ただ、支援金拠出の表明は2010年度―11年度が対象になっているため、各国には来年半ばまで時間が残されているとの指摘もある。

一方、慈善団体は寄せられた支援金を迅速に活用している。国境なき医師団は、1億1200万ドル相当の支援金のうち、すでに6500万ドル分を活用しており、年内にさらに1億900万ドル以上を活動に充てる計画だ。赤十字は4億6800万ドルのうち1億4800万ドルを活用済みで、一部は長期的支援に回すとしている。

ハイチでは今も150万人以上が避難キャンプに暮らしている。

(コメント) 大きな国際NGOにははるかに及びませんが、当会にも多くの義援金が寄せられています。それをなるべく迅速かつ友好に活用したいと考えていますが、電話事情が悪かったり、送金するにも金融機関の情報が曖昧だったりで、思っているほどのスピードでことが進まず歯がゆい思いをしています。しかし、心を折れさせることのないよう、根気強く支援の道を探ってまいります。
 支援事業を確実に進めるために、現地短期駐在員の派遣の計画のほか、ドミニカ共和国のNGOとの連携の道も探りたいと考えています。関心のある方は以下までお問い合わせ下さい。
friendsofhaiti@mindspring.com

2010年7月16日金曜日

アートの国ハイチに笑顔をふたたび


震災復興支援 ハイチ・アート展

ハイチの人々が被災の地獄から 脱出するために義援金を届けたい。 ハイチ共和国のアーティストによる絵画および写真の展覧会を行い、 その収益を寄付しハイチ震災の復興支援に貢献することを目的とする 井上ジェイ氏の思いに賛同した人たちがつくった 「ハイチ・アートで復興支援をする会」 。
春の流山市での企画展に引き続き、杉並でも絵画展が開催されます。
内容  ハイチの絵画約60点
     地震被害状況写真(共同通信社および写真家佐藤文則氏の提供)15点、
     ハイチの風光と人々(写真家井上氏撮影)15点、絵画の説明パネル等 
     ※ハイチ絵画の絵ハガキ10種類の販売 1枚100円(全額寄付)

会場  セシオン杉並
     (杉並区社会教育センター・高円寺地域区民センター複合施設)
     *丸の内線 東高円寺駅より徒歩5分

会期  7/27(火)~8/4(水) (10:00~19:00)

★7月28日にはシスター須藤昭子さんの講演会も企画されています。詳細は:「ハイチ・アートで復興支援を支援する会」 にご確認下さい。 

鑑賞費 前売り500円・当日600円/高校生以下、および障害者手帳をお持ちの方は無料
      *鑑賞料は全額ユニセフへ寄付。
       ただしチケット印刷費、搬入日などの実費は精算。

お問い合わせ:「ハイチ・アートで復興支援を支援する会」  
・事務局〒150-0001 渋谷区神宮前4-11-14 カメリアコート2F ㈱オアシス・オフィス内
          ℡03-3403-4865  fax03-3403-4863
          http://ameblo.jp/haitian-art    

2010年7月6日火曜日

7月12日世界まる見え!テレビ特捜部でハイチ特集


先月某日、日本テレビで『世界まる見え!テレビ特捜部」の収録がありました。
オムニバス形式のこのバラエティー番組の最後の、ちょっとシリアスなコーナーで、ハイチ大地震をあつかうことになったからです。

使われたVTRはフランスのドキュメンタリーを編集して作られていましたが、これまでの日本の媒体で紹介された中では、一番ショッキングな映像だったと思います。それを中和し、ハイチの現状を知ってもらうという趣旨で、被災前からハイチを知り、被災直後の状況も見てきたものとして小澤代表が呼ばれたわけです。でも、事前にタレントさんと打ち合わせしたわけではないので、本番では話がどう転ぶかタレントさんの感想次第で予想外のこともありました。

詳しくは見てのお楽しみ♪

放送日は7月12日。
日本テレビ系列で8時から9時の番組の、終わり15分くらいでしょうか。

その日は大地震からちょうど半年後のメモリアルデーです。
ハイチの人たちはメモリアルデーは白い服をきて追悼の意を表しますが、
私も白いワンピースで出ています。

2010年6月24日木曜日

ハイチ復興国際支援の最初のプロジェクト固まる

当会の協力者の方から、以下のような情報の翻訳が寄せられました。
(AlterPresse 2010/6/17)

6月17日、クリントン元米国大統領とベルリーブハイチ首相が共同代表を務める「ハイチ復興臨時委員会(CIRH)」から最初の資金援助プロジェクトが発表された。

それによると、ハイチ政府予算に対して45百万ドルを支給するもので、このプロジェクトにはノルウェーとブラジルからの基金が充てられるものである。

この他に、クリントン基金からレオガンとプチ・ゴアーブの罹災住民の仮設住宅建設に1千万ドルを支給するプロジェクト、また、メキシコの実業家カルロス・スリム氏とカナダの実業家フランク・ジウストラ氏から中小企業支援基金として2千万ドルの資金提供が承認された。

(コメント)
1月12日に発生した首都ポルトー・プランス大地震の復興に対して、国際社会は国連(3月31日)の支援決議に基づいて5年間で100億ドルの支援を約束したが、具体的なプロジェクトが固まらず、ハイチ国民は強い不安とイラダチを見せていた。

遅れの原因の一つには、国際社会がこれまでの個別対応方法ではなく、支援窓口を支援国政府とハイチ政府が共同で設立した「ハイチ復興臨時委員会」に一本化したことが挙げられる。国内には、これは国際社会によるハイチの再植民地化につながりかねないとの批判も出ている



(翻訳・コメント文責:山田貴彦)

2010年6月22日火曜日

ハイチのマザーテレサ


小澤のこれまでの渡航のたびにお世話になっている、
クリストロア宣教修道女会のシスター須藤昭子さんの
ドキュメンタリーが放送されます。

クリストロア会はクラックプラン(就学援助の里親支援制度)でも
お世話になっているカソリックの修道会です。


NHK BS-1
BS世界のドキュメンタリー
「ハイチのマザー・テレサ」 
7月10日(土) 24時00分~24時50分 
[同じ意味ですが 11日(日)00時00分 ~00時50分]
http://www.nhk.or.jp/wdoc/yotei/index.html
再放送がありますが、まだ未定。

昨日、別件でシスターとお話しましたが、彼女が拠点としていた
シグノにある修道会の宿舎は全壊したものの、
仮設住宅が建設されることになったそうです。
出来上がりがいつになるか不透明なものの、
いつかまたハイチに帰れるという希望で、
久しぶりにシスターの明るい声が聞けました。


ハイチの人たちと共に、常に現場で試行錯誤を繰り返してきた人の
言葉の重みをBS1で受け止めてください。

2010年6月16日水曜日

怒涛の講演ラッシュ

今月はあちこちに出没しています。一部を簡単にご報告させていただきます。
まず京都で講演の合間に短期駐在員候補者のIさんとお会いしました。

中東を多く取材された経験をお持ちのジャーナリストですが、今後は支援活動にシフトしていきたいとお考えの好青年です。被災後のハイチの混乱状況では彼のタフな経験が活かされるかもしれません。

ハイチとの連絡が取りづらく、雨期に入ってからの現地の様子がなかなか把握できないのですが、なるべく早く派遣の時期やミッションを明確にし、現地での事業に取り組んでいきたいと考えています。

また、10日には山梨英和高校の総合学習の一環で講演会を開いてくださいました。同校では事前学習として当会作成の「手を洗おう」という紙芝居を題材に、ハイチの子どもたちの生活環境についての理解を深めておられました。「ハイチの人たちの大多数が安全な水へのアクセスが得られるようになるにはどれくらいの時間がかかると思うか」とか、「復興支援にはいくらくらいの支援金が集まれば達成できると思われるか」という難しい質問が寄せられました。生徒さんの「どうしたら現状を変えられるのだろう」という疑問がその根っこにあるのですが、真剣に考えてくださったことがよく伝わってきました。

そして昨日、青山学院大学で、国際交流共同研究センター主催のランチョンセミナーにお招きいただきました。
普段のセミナーがどのような様子なのか知らない者の大胆さで、専門家の方々を前にありふれた話になってしまったかもしれませんが、皆さん熱心に聴いてくださいました。また、ご自身のフィールドをすでにお持ちの方々でしたので、ご自分の経験に照らして、様々な連携や貢献ができるかもしれないといった、前向きな感想を寄せてくださる方も多数おられ心強く思いました。

  6月21日は日本テレビの某情報バラエティー番組でハイチ大地震を7月に取り上げるということで、取材協力の要請があり、収録に参加することになっています。素人がそういうところに出て行く気の重さはあるのですが、ハイチ報道が激減する中、震災から半年のその日に放送される予定だそうですので、どのように取り上げられるのか、しっかり見届けてこようと思います。また詳細がわかりましたらご案内させていただきます。

2010年6月3日木曜日

今月は講演・講義など目白押しです

今月はハイチ関連の講演会・イベントが多数あります。
本当に自分は常勤の勤務医か!?というすさまじいペースです。
京都や東京のイベントもございますので、興味のある方はご参加下さい。

6月5日 臨床研修医指導医懇談会にて講演(closed/長野県安曇野)

  6日 ラテンアメリカ学会にて佐藤文則さんとパネルディスカッション(京都)
      http://wwwsoc.nii.ac.jp/ajel/

  10日 13時~山梨大の社会医学講座で講演(closed)
      15時半~山梨英和高校にて講演 (closed)

15日 青山学院大学国際交流共同研究センターランチョンセミナー(東京)
       講演テーマ: 「ハイチ大地震の状況と復興支援」                    
       日時:2010年6月15日(火)12:30-13:45 ※12:15~受付を開始
       場所:青山学院大学第11会議室(総研ビル3階)
       URL: http://www.aoyama.ac.jp/other/map/aoyama.html (地図)
       軽食の準備がございます。※参加費は無料。要参加申込。
       ◆参加申し込み先:青山学院大学国際交流共同研究センター
       E-mail: jripec.dd@gmail.com
       メールの件名を「第4回ハイチ参加申し込み」とし、
       お名前、ご所属・役職、メールアドレスを明記して
       6月10日(木)までにお申し込を。

16日 山梨市立笛川中学校教育講演会にて講演(牧丘)(closed)
17日 清水建設安全大会総会にて講演(県内・敷島))(closed)
18日 峡東看護協会総会にて講演(県内・甲州市)
19日 『プレ医ゼミin山梨』にて講演(県内・中央市)
23日 甲州市在宅介護者研修会?にて講演

27日 港北区医師会市民公開講座にて講演(横浜市日吉・慶応大学)
       テーマ「ハイチ大地震と災害時の医療 -ハイチ復興支援の処方箋-
      パネルディスカッション「大規模災害時の医療体制」
     お問い合わせ 045-201-7362 (横浜内科学会 事務局)

■その他  シスター須藤のNHK-BSの番組放送(詳細がわかり次第紹介させていただきます)

2010年5月26日水曜日

東京・ラミュゼ de ケヤキ にコンガの神様降臨

5/23(日)東京・ラミュゼ de ケヤキ 「ハイチ・チャリティー・イベント」に行ってきました。当日は小雨の降りしきる中、新宿御苑に隣接する森の隠れ家のような会場に、大勢の人が詰め掛けました。全体像を撮れなかったので、靴箱を撮りましたが、これもうひとつ分くらいの人数があつまり、サロン的な会場は文字通り立錐の余地なしでした。


アゾールとは2002年に富士吉田で会って以来ですが、強行軍の疲れを隠せないようでしたが、相変わらずパフォーマンスはすばらしく、張りのある歌声とハチドリの羽ばたきを思わせる手さばきは見事なものでした。
彼も被災して家が壊れてしまったと言っていました。彼の国が太鼓を心から楽しめるように一日も早く復興を遂げることを願って止みません。
すでに帰国の途につかれましたが、またの来日を心待ちにしております。今度は山梨にもお招きしたいです。

2010年5月23日日曜日

24日のクローズアップ現代に注目!

 5月24日(月) 19時30分~  NHK クローズアップ現代で、クリストロア宣教修道女会のシスター、須藤昭子さんが紹介されます。シスター須藤は約30年間結核患者の治療に携わってきた医師でもあります。ハイチ大地震のあった1月12日は日本に帰国されており被災は免れましたが、壊滅的な被害を受けた修道院に戻ることができず、ハイチへの渡航の道を絶たれておられましたが、4月中旬より2週間、ハイチのレオガン近郊の彼女のフィールドを訪ねられました。


 95年の私の初めてのハイチ渡航で知り合ったのですが、ここ数年私がハイチに行くたびに、彼女が日本に戻ってくるたびに、医療分野や農業、荒廃した土地の緑化など夢を語り合う大切な理解者であり同志でもあります。

 写真は2009年4月にその修道院の庭で、彼女と仲間たちが育てた植林用の苗木を撮ったものです。小さな女の子みたいなみずみずしい感性と、けっしてあきらめない不屈の魂を持った彼女も82歳。
そんな彼女が空爆後のようなレオガンの街をみて何を思ったかクローズアップ現代に注目です。

 なお、彼女のハイチ渡航は6月下旬から7月上旬のNHK BS-1 BS世界のドキュメンタリーでも紹介されるそうです。

2010年5月21日金曜日

農作物生産強化支援事業がスタート

朗報がひとつ。

 震災の影響で大幅に変更を余儀なくされていた、ゆうちょ財団から配分金で計画していた植林関係の事業を再度調査・検討をしなおし、レオガン近郊での農作物生産強化事業として再提出した実施計画案が、無事に財団からの承認をうけ、正式に予定した事業規模で実施できることが決まりました。よって、 この事業はゆうちょ財団とハイチ大地震に寄せられた義援金で実施されます。

 現地では雨期に入る前に種まきをしなければならないことから、現地ではこの事業はすでに動き出しており、野菜の種や農機具の購入および分配が、すでに協力団体GEDDHによって行われています。

 24日のクローズアップ現代でも映像が映りましたが、当会とGEDDHは2月には農業学校建設予定地での農業の実践を考えていたものの、テント村となり住民の退去の見通しが立たないことから、レオガン近郊のマプー・ブリソニエール村とボヨテ村での実施となりました。写真はマプー村の畑の4月の調査時のものです。

 MLやブログにて適宜進捗状況をご報告してまいりたいと考えております

総会資料ができました


19日、当会の事務局のメンバー3人(代表、ミエコ(母)、加々美さん)は
山梨県ボランティアセンターで総会の資料を印刷、ホッチキス止め、封筒の用意など発送の準備をいたしました。3人がかりでは小一時間で済むこの作業を、ここ数年、毎年ミエコさん一人にさせていたことを強く反省しました。こういう作業が月に1回でも定期的にあれば、ボランティアさんを募集してやるんですけど、今回は急いでいたので間に合いませんでした。
 明日には全て発送され、遅くとも今月25日には会員さんのお手元に届くはずです。議案の検討および返信はがきでの投票、何卒よろしくお願いいたします。
 これからつづけて義援金をおよせ下さった方々で住所の分かる方(一部は代表者の方)
に活動方針と義援金の使い道についてのレポートをお送りする準備に入ります。

2010年5月20日木曜日

コーヒーの花が咲きました

5月19日、育て始めて1年になるコーヒーの木が、初めて花を咲かせました。ジャスミンに似た清楚な花です。

ハイチで盛んなコーヒー栽培。
いつの日か、ハイチのチビー村産コーヒーを日本に紹介したいと願い始めて早6年。コーヒーをもっと知らねばと、おもいつきで60cmくらいの鉢を昨年購入しましたが、もう1mくらいになったかな。

葉っぱがつやつやしてきれいだし、日当たりや温度管理が適切だとぐんぐん大きくなって楽しいし、観葉植物としても魅力的です。

ところが、初めての冬、山梨の寒さのために凍死寸前に。温かい自分の勤務先に入院させ、検査技師のSさんの献身的な看護により、こんなに立派によみがえりました。うまくいけば秋ぐらいに赤い実をつけるはずです。

夏はうちにつれて帰りたいと思っていましたが、すっかりタイミングを逃してしまいました。
もう仕方ない、病院でみんなを癒し、楽しませておくれ。


さて、この週末、代表は以下の東京にアゾールのライブに行くことにしました。
http://lamusee.exblog.jp/10651841/
井上ジェイさん所蔵のヘイシャンアートを見せていただくのも楽しみです。

2010年5月18日火曜日

ハイチからコンガの神様、日本上陸!

ハイチから最高の音楽家が二人、
カナダからハイチ人女性シンガー&ダンサーがやって来ます。
もうすでに山口県や広島県で講演されていますが、徐々に北上してきます。
アゾールは当会でも2002年に富士吉田のギャラリー、
ナノリウムでコンサートをしてもらったことがあるのですが、
これは天下一品、ハチドリの羽ばたきみたいに動く手は必見の神業です。

その手のひらを見せてもらいましたが、思いのほかふっくらしていました。

健康を害されたとの噂もあったアゾールが、震災を乗り越え日本にやってきたなんて!
是非お近くの会場に足を運んでくださいませ。
わたしも東京の会場に行けたらいいなと思っています。

出 演 者:アゾール(ヴォーカル&コンガ) 
ブロー・バルクール(ヴォーカル&ギター)  
サラ・レネリック(ヴォーカル&ダンス)

5/19(水)神戸・ラフレ ア TEL.078-333-0808
19時オープン、20時スタート
ゲスト:ウィリー・ナガサキ
料金:前売:3000円 当 日:3500円 *プラス、ドリンク代として500円いただきます。
チケットメール予約&問い合わせ:078-361-2201 info@descarga.nu

5/21(金)名古屋・得三 TEL: 052-733-3709
開 場:18:00 開演:19:00 前売:3000円 当日:3500円
名古屋のパーカッション陣との合同演奏

5/22(土)横浜・サムズアップ TEL:045-314-8705
OPEN18:30 START19:30 チャージ\2000
ゲスト:辻コースケ/奈良大介

5/23(日)東京・ラミュゼ de ケヤキ 「ハイチ・チャリティー・イベント」に参加
開 場:13:30 開演:14:00
料金:2000円info@l-amusee.com

5/24(月) 東京・南青山『月見ル君想フ』TEL:03-5474-8115
開場18:00開演19:00
前売り4000円当日 4500円(共にドリンク代別途)
ゲスト:梅津和時/寺岡呼人/越路姉妹
総合問い合わせ:ハイチ文化交流の会 TEL:084-925-5004

2010年5月13日木曜日

大地震から4ヶ月 今も200万人が避難生活

ハイチ・ポルトープランス(5.13CNNより引用) 

カリブ海の島国ハイチを1月に襲った大地震から12日で4カ月。
首都ポルトープランスでは人口400万人のうち200万人が今も避難所で暮らし、
通りにはがれきやごみの山が散乱する。
仕事や家を失った被災者が元の生活に戻れる見通しは立っていない。
震災後の救援活動で食糧難は食い止められ、
これまでのところ伝染病などの発生も確認されていない。
通りには物売りの女性が並び、色とりどりのパラソルの下で果物や日用品、
たばこなどを売る地震前の光景も戻ってきた。

しかし雨季に入って仮設住宅やテント村は浸水被害に見舞われ、
市中心部の避難所で暮らす女性は、
雨が降り出すと3人の娘を避難させるので精一杯だと話す。
市内に約5000校あった学校のうち、再開したのは700校のみ。
残りは倒壊したり、避難所になったりしたままの状態だ。

市内の建物には、被害の程度に応じて安全度を示す色分け表示が付けられた。
しかし自宅が「緑」の安全認定を受けても、
地震の再来を恐れて戻りたがらない人が多い。
国連の推計では、安全とされた家屋で住人が戻って来たのは9%にとどまっている。
被災者が生計を立てるための職探しも新たな課題となっているが、
がれきの撤去作業などの仕事を見つけられたのは10万人にとどまる。

各国のメディアが撤収し、脚光を浴びることも少なくなった今、
世界からの善意が底を突いてしまうことを心配する声もある。
テント村で先月出産し、プラスチック容器に折り畳み傘をかぶせて
赤ん坊を寝かせている女性は「どこかほかの場所へ行きたいけれど…」と
途方に暮れた様子だった。

====
私がハイチにいた2月はまだ余震が続いており、
寝ていた看護学校の宿舎から、夜中に屋外へ飛び出したことが2回ありました。
自分が圧死するかもしれないとリアルに想像する恐怖。

そのときしみじみと、「もしテントにいたらそのまま飛び出さずに寝ていただろうな」と思いました。

4月に事務局のメンバーのMさんが訪れた際も、
「一生、屋根のあるところで寝たくない」と言い切る人に出会ったそうです。
ハイチの人たちの心に傷跡をのこしつつも、
日常は流れていきます。

2010年5月6日木曜日

今、ハイチ友の会事務局では・・・

GW中も世界中(?)に散らばるハイチ友の会事務局のメンバーはアクティブに話し合いを進めていました。

今の議題は大きく分けて以下の3つ。

1.2010年度総会資料の作成:
日本全国に散らばる会員さんに資料を送って、はがきで議題に関して投票していただく形式なのです。事業計画や予算案、会計報告などその年の活動の骨格となる部分なのでとっても大事なのです。

2.21年度国際ボランティア貯金配分金でおこなう新事業について:
昨年9月末に出した事業計画を地震の影響で大幅に変更せざるを得なくなりましたが、事務局メンバーKさんが4月上旬にハイチに訪問したことで、ハイチの現状に沿った支援が展開できそうです。

3.20年度国際ボランティア貯金配分金でおこなった事業のまとめ:
4月中旬にカンボジアからMさんがチビー村を訪れ、情報収集にあたりました。これも天候や地震の影響でチビー村での植林農業支援事業が大幅に遅れており大変です。

 上記に平行して短期駐在職員の募集とパンフレットの刷新もすすめました。
募集期間は5月20日までと延長しました。パンフレットは報道写真家の佐藤文則さんのご協力も得ています。5月もみんなで力を合わせて頑張ります!

2010年4月27日火曜日

ジュネーブでチャリティー映画上映会

ジュネーブ日本倶楽部と日本スイス協会の共催で4月15日、チャリティー映画上映会が開かれました。

中心人物のN田さんとは彼が外務省カリブ室でハイチ担当だったときからのご縁です。ピュアで熱血漢の彼が、その数日前にサッカーで怪我をして入院し、残念ながら上映会に行なかったそうですが、170名くらいの来場者(ほぼ満員)があったそうです。

上映されたのは錦織良成監督の「ミラクルバナナ」。
ストーリーはこんな感じ。
http://www.miracle-banana.com/
主人公のモデルとなったUさんからのメッセージと写真も紹介され、映画が終わった後、会場のみなさん、ハッピーな感じで楽しそうにしていたそうです。

会場で集められた募金はの日本のハイチ関連の2つのNGO(ハイチの会セスラとハイチ友の会)に寄付してくださるとのことです。遠くジュネーブからのお気持ちも、大切に預かりたいと思います。

2010年4月23日金曜日

缶バッジでハイチを応援、美容師さんが立ち上がる!?

先日はSEVA HAITIでヨガ、今度はSAVE HAITI Projectとして美容師さんたちの取り組みの紹介です。

「私たちは、ハイチ地震の被災者と、被災者のために現地で活動している人々のために、普通に生活をしている自分たちにどんな援助ができるかを考え、美容師の仲間たちと「SAVE HAITI Project」を立ち上げました。 ひとりでも多くの方にご賛同いただけると幸いです。」とは代表のタチゾノさんの談。

以下のブログに詳しいですが、是非ご覧ください。
http://ameblo.jp/save-haiti/

ユニークなのは、かわいい缶バッジを1セット(5種類のデザインが各2個ずつ計10個入)3,000円で販売し、3セット以上のお買上げで希望する方は、同ページのサイドバー「Project参加メンバー」欄に団体名(店名・会社名・サークル名など)、ご住所、電話番号、URLをアップしてもらえるというわけ。

かしこーい!!

そして缶バッジで集めた義援金の受け皿に当会を選んでくださいました。本当にありがとうございます。

 思い返せは15年前、私たちの活動の最初はハイチ絵画の絵葉書、5枚1組500円を販売し、その収益を現地に還元するという方法でした。ポップで鮮やかな絵葉書は、その魅力自体で多くの人の心を捉えましたが、このオシャレな缶バッジの活動も通じるところがあると思いました。当会でも早速注文させていただきました。イベント会場などで紹介していきたいと思います。
 ブログの「はじめに」という投稿は必読です。誰かに求められるのでなくても、集めたお金の使途をきっちり明らかにしていきたい、そう願ったのもハイチ友の会創立メンバーはSAVE HAITI projectの皆さんとおんなじでした。「期間は2010年12月31日までとする」と期限を区切っているところも、先々を見通していてスマート。本当にすごいなあ。こういった経験が初めてだとは、信じられない。あらためて、私たちも勉強になりました。

2010年4月22日木曜日

19日の報告会はこぢんまりと・・・


4月19日の夜、帰国報告会第2弾を実施しました。

参加者はそんなに多くなかったのですが、かれこれ10年来のお付き合いとなる年上のご意見番みたいな友人が参加してくださったり、3月の第1弾にひきつづき、岐阜から日本青年会議所OBの、熱心な支援者が駆けつけてくださったり、初めてお会いする方が、近くだったからと勇気を出してきてくださったかと思えば、仕事帰りに自転車でご自宅まで10km以上あるでしょうに、興味があるからと立ち寄ってくださり、自分には何ができるか真剣に考えてくださったり、後半はそんな方々とざっくばらんな話ができて、なんだか充実していました。

今回は事務局の加々美さんや、事務局に巻き込まれて苦労している我が母、ミエコさんもいたのですが、またしても写真を撮りそびれてしまいました。

と言うわけで、今回紹介する写真は復興支援に対する取り組みの第一弾として、集まった義援金655万円を投入して購入したテントです。4月17日、震源に近いレオガン農村部の農民で、特に子どもや老人のいる生活により困窮した世帯を優先して550張りのテントが配布され、現地で大変喜ばれました。
今回の反省としては、実際のテントの到着までに時間を要したこと、また残された課題としては、一時しのぎでない地震に耐える住居の支援が挙げられます。これらの反省や課題を今後の支援の展開に活かしていきたいと思います。

2010年4月20日火曜日

ねの会のおはなし会、よかったです


4月17日は三鷹で「ねの会」主催の「ハイチの民話でハイチにエール!」に参加しました。
たいてい一人で参加するため、うっかり写真を撮り忘れ(実は14日のSEVA Haiti projectでも撮れませんでした)、上記は終了後ケーキ屋さんでの反省会の写真です。
語りをなさるマダムの参加が多い中、一人、小学校4年生くらいの少年が聴衆にいたのですが、
彼が「バイバイ」というお話の落ちの部分で、声を上げて笑っていたのが印象的でした。
折りしも、以下の吉木健さんのブログでもハイチの民話が特集されていますが、
ハイチの民話の豊かさに、人の肉声の躍動感に感じ入ったひとときでした。
ある「ねの会」のメンバーは、TVを観ていた子どもさんが
「大変、お母さんの好きなお話の、あのハイチで地震だってよ!」と
知らせてくれたとおっしゃっていました。
たとえ行ったことがなくても、友人、音楽、ダンス、民話、絵画、料理・・・
様々な切り口でハイチに親しみを感じている方々がこれまでもいて、
その方たちを中心に周囲の方に有形無形の変化を与えていくのだとしたら、
こういう催しで話したことが、また誰かの心に残り、熟成され、
いつか想像もしていなかったような影響を与えていくのかもしれない。
そう考えると、どんな場でも心をこめて語りたいなとの思いを新たにいたしました。

2010年4月19日月曜日

ハイチ友の会 短期駐在契約職員募集

ハイチ友の会ではハイチにおける支援活動においてプロジェクトコーディネーターを務める短期駐在員を募集しています。 ハイチの農村で実施する支援業務全般の運営業務を担える方を求めています。

関連HP:http://friendsofhaiti.home.mindspring.com/


職種:ハイチ短期駐在契約職員 1

職務内容:
1.レオガン近郊における農業を通じた復興支援事業のカウンターパートとの共同運営、モニタリング、報告、会計管理
2.震災被害者へのテント支援のフォローアップ
3.対象地域における震災被害の調査と支援の計画立案
4.本部(甲府)および事業担当者との連絡調
5.帰国後の報告会などの国内広報活動

資格:
1.一般企業ないし国際協力分野での勤務経験が2年以上あること(必須)
2.災害地、紛争地など、セキュリティが不安定な国での駐在経験を高く評価する
3.農村開発・農業の知識、もしくは緊急支援事業実施経験を高く評価する
4.支援事業申請書、会計・事業報告書など、事業実施に関わる各種文書の作成経験、および能力(和文)
5.PCスキル(ワード、エクセル、パワーポイントなど)
6.フランス語(仏検2級以上)(必須)(作文力、読解力、交渉能力)  
応募状況によっては任務遂行レベルの英語力で代替も検討します。

待遇:当団体規定による。
雇用形態:契約(2010/6/1~2011/3/31の期間のうち3ヶ月 応相談)
勤務地:首都西部レオガン近郊
勤務開始時期:2010年6月1日(応相談)
ただし、勤務地・勤務開始時期については、現地の状況次第では変更もありえます。

応募方法:以下の書類を下記連絡先まで電子メールにて送付のこと。
1.履歴書(和)、2.職歴書(和)、3.志望動機(A4サイズ1枚程度) 4.語学証明書の写し
◎メールの件名に「短期駐在員応募」と明記のこと。
締切り:5月20日(金)必着

団体名:ハイチ友の会
団体所在地: ハイチ友の会事務局 
〒400-0812 山梨県甲府市和戸町928-2 申込・問合先: ハイチ友の会事務局(担当:小澤)
055-237-5126(tel/fax) E-mail:friendsofhaiti@mindspring.com

2010年4月13日火曜日

新潟ではフィットネスでチャリティー!

新潟では熱心なハイチ応援団の夏子さんの肝いりで、4月11日、第2回 ハイチ大地震チャリティーイベントレッスンが開催されました。フィットネスのインストラクターの先生方が全て無報酬でプロの技を参加者に伝授してくださるのですが、それこそボクササイズ、ダンス、ヨガなどいろんな専門家が大活躍!



60名の参加者があり、TOTALで、5,4900円の義援金が集まり、このうち諸経費(施設使用料、暖房費、宣伝費) 10,200円 を差し引いた 4,4500円を当会にご寄付くださいました。

本当にありがとうございます。



以下の夏子さんのブログでボクササイズ初め、各種フィットネスの様子を写真入りで紹介してくださっています。みんな楽しそう!当日は参加できない方までもが、お志をハイチのためにと下さったエピソードも紹介されています。



http://yaplog.jp/cafedelaart/



誰かのために何かしたいという気持ちは、

たとえその現場に行けなくても、

特別なスキルがなくても、

自分の得意技で形にできるのですね。



もしかしたらあなたの笑顔や一粒の涙が

誰かを喜ばせたり慰めたりするのかも。



・・・なんてことを思う今日この頃でした。

2010年4月6日火曜日

ハイチの民話でハイチにエール!

ハイチ復興支援のためにいろんなイベントがありますが、次はおはなし会です。
ハイチは民話の宝庫。なんとも不思議で面白いハイチの民話を聞いて楽しむことが
支援のきっかけになればと願い、東京都三鷹市で子どもたちにおはなしを届けている
企画仲間の「ねの会」の皆さんが立ち上がってくださいました。

4月17日(土曜日) 午後2時30分~4時30分(2時開場)
会場:三鷹市消費者活動センター3階
三鷹市下連雀3-22-7 電話0422-43-7874(三鷹駅南口から徒歩約3分)
先着40名様 お子様は小学生以上(小学生は保護者同伴のこと)
資料代:200円
問い合わせ:ねの会・池山さん(0422-46-3899)

第一部:「たまご裁判」「名まえ」などのハイチ民話の語り
第二部:小澤によるスライドをつかったハイチ支援報告「ハイチってどんな国?」

ハイチ友の会も2002~2003年ごろでしたか、山梨でおはなし会の活動をされている
「ききみみずきんおはなしの会」の皆さんに協力いただいて、
ハイチ民話を語っていただいたことがあります。
日本の話に似ている話もあれば、異文化をしみじみ感じる意外な展開も。
これを人の肉声で聞くからなおおもしろい。おすすめです。

ちなみに岩波書店『魔法のオレンジの木』というハイチの民話集があり、
話し手の皆さんはこれを覚えて語られています。
1984年の出版で一度絶版になったのですが、1999年ごろ限定で復刻され、
現在また入手困難になっているようです。Amazonをみたら、なんと中古品が15000円ですって!
しらないうちにお宝本になっている!

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4001109840/ref=olp_product_details?ie=UTF8&me=&seller=

手に入れるのは難しいけど、地域の図書館にはあるかも?
この本がまた味わいがあってイイのです。表紙のハイチアートもきれい。
こちらもおすすめです。

ちょっとしたトリビアですが、
私たちが行っている里親支援制度を「クラックプラン」と名づけたのは、
ハイチの子どもたちの「クリック?(話し始めていい?という合図)」という問いかけに、
是非みんなで「クラック!!(いいよ!)」と答えてやろうじゃありませんか、
という心意気からなんですよ。

2010年4月3日土曜日

改めてハイチ震災支援活動帰国報告会


4月19日(月)19:00~20:50
「ハイチ震災支援活動帰国報告会」を開催します。

代表がハイチに渡航し、ハイチに必要な支援を検討した結果の
復興支援計画について説明させて頂きます。
テント支援の報告と今後の課題についてもお話します。ざっくばらんな会にしたいと思っております。
ぜひいらしてください。

ぴゅあ総合
〒400-0862 山梨県甲府市朝気1-2-2
http://www.pref.yamanashi.jp/challenge/centerinfob.php
申し込み不要・参加費無料  主催:ハイチ友の会
お問い合わせ:ハイチ友の会事務局 400-0812 
         山梨県甲府市和戸町928-2055-237-5126(tel/fax)

2010年3月30日火曜日

Let't gather for Haiti !


 4月14日、東京は高圓寺でヨガ関係者を対象にSEVA to Haitiをコンセプトにして、ハイチとはどういう国で、どのような復興支援が必要なのかを参加者に紹介するユニークなイベントが開催されます。
 仕掛け人はハイチ国立舞踏団のメンバーでもあった美樹さん。ハイチダンスの紹介とハイチドラムの演奏、ヨガクラス、チャン ティング、そしてゲストスピーカー小澤によるお話もまぜて、参加しやすい構成を考えてくださっています。フライヤーもステキでしょう?

なお、SAVEじゃなくてSEVAってところがポイント。SEVAとはサンスクリット語で「奉仕の心」を意味するんだとか。深いですね~。

4月14日 18:30~20:45 
会場:常圓寺  新宿区西新宿7-12-5 JR新宿駅西口・西部新宿駅から徒歩6分 
http://www.joenji.jp/annai.html
主催:SEVA Project /Haiti
問い合わせ・予約:sevahaiti@gmail.com(吹田)
★動きやすい格好でいらして下さい。着替えが必要な方は早めに会場にお越しください。ヨガマットとマイカップをお持ちください。

2010年3月29日月曜日


3月27日、ハイチチャリティーコンサートが山梨県国際交流センターのロビーで開催されました。

日中は温かかったですが、夕方になると冷たい風が吹いていましたけれど、

太鼓や踊り、歌声で会場は熱気につつまれました。

収益の69,689円を主催者のYETI (Yamanashi English Teachers International=山梨国際英語教師連合)代表のMiki Diane Shibataさん、ビクトールさんが当会に寄付してくださいました。本当にありがとうございました。

2010年3月23日火曜日

ステキなハイチ関連ブログ

震災をきっかけに旧交を温めたり、新しい出会いに恵まれたりしています。

そんな新しい出会いのひとつに、吉木健さんとの出会いがあります。
吉木さんのブログではここ数回の投稿はハイチ大地震に言及されています。
画像を交えて、ご自身で検証された様々な疑問への解答を披露されているのですが、
その考察が秀逸なのです。
最新の書き込みはハイチ絵画についてですが、情報提供で小澤も協力させていただいています。
久しぶりにハイチ絵画をまじまじと眺め、心が洗われる思いでした。

http://kenyoshiki.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-3545.html

また、ドミニカ共和国在住の日本人女性のブログ、
「魅惑の島 ヒスパンニョーラ ”自然保護と国際協力”」も大変勉強になりました。
彼女のパートナーはハイチ出身だそうで、2月の投稿はハイチ大地震関連の情報が満載でした。
国際協力についてはハイチ友の会としても共感できる理念をお持ちであり、
今後一緒に何かできないかなあと考えています。

http://hispaniola.blog44.fc2.com

どちらもお勧めです。覗いてみてください。

2010年3月22日月曜日

連休明けのイベント

マスメディアではハイチの報道がめっきり減りましたが、
地道な活動は今も続いています。
今週のハイチ関連イベントです。

3月24日 山梨県竜王にて女性企業家たちのための勉強会でハイチのお話をさせていただきます。
3月25日 山梨県アピオにて19時半から甲府シティライオンズクラブで卓話
いずれもClosedな集まりです。
3月27日 HEART BEAT FOR HAITI
18:00~20:00 山梨県立国際交流センター 入場料500円
主催:山梨海外英語教師協会 (YETI)
後援:(財)山梨県国際交流協会 
お問い合わせ:090-6307-6866 ( 携帯電話) / heartbeatforhaiti@gmail.com ( メール)

ライブ内容 18:00 和太鼓紅富士太鼓 18:25 モンゴル歌声王 図雅
       18:45 琉球エイサー山梨学院沖縄県人会 19:10 ポップスSHAKA
       19:35 カポエイラNARAHARI
国際交流センターで活動している、フランス出身のヴィクトールさんや県内のAET&JET他の方々のご協力で『ハイチ チャリティ コンサート』が開催されます。ハイチ友の会のメンバーも会場に駆けつける予定です。なんだか楽しそうですよ。

2010年3月19日金曜日

山梨厚生会バンザイ!

3月17日は山梨厚生会主催で小澤の帰国報告会をしていただきました。
山梨厚生会は、私の勤務する山梨市立牧丘病院の親病院で、
山梨厚生病院・塩山市立病院・勝沼病院・牧丘病院等を運営しています。
報告会は医師・看護婦など職員を始めオープンな形で行われました。

普通、医師を一人、1ヵ月半も他所に出すなんて至難の業です。
そこを許してくれた牧丘病院、そして厚生会のなんと懐の深いこと!

以下は古屋聡牧丘病院院長が書いたコラムです。
私はハイチでこれを目にし、涙しつつも、日赤の同僚たちに
思いっきり自慢しました。
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000251002060001

理事長先生はじめ、皆さんの貴重な時間を下さってありがとうございました。
また、引き続き義援金の募金活動を行っていただいていることに感謝します。
このご恩はハイチ同様、山梨の地域医療を担っていくことでお返ししたいと思います。

2010年3月15日月曜日

報告会は充実していました

 3月11日山梨市で小澤幸子帰国報告会を開催しました。40人はゆったり入れる会場でしたが、報道関係を除いても約70人の方が参加してくださり、報道関係も地元のCATVも含め8社ほどが取材に見えました。
 東京・横浜、遠くは岐阜や神戸から駆けつけてくださった方、15年前ぶりにお会いした、当時クレオール語の教材を下さった大学の恩師、自分が主治医をしている在宅患者さんのご家族まで来て下さり大変感激いたしました。また初めてお見かけする学生さんのような若い方も何人かおられました。

 準備不足は否めませんでしたが、ハイチ支援を風化させないための観点では意義ある報告会だったかなと思います。他の行事とのバランスをとりながら、山梨では、支援状況のリポートを4月、5月にかけてもう1度、行うことができるといいなと思っています。

●今後の予定(3月16~3月20日まで)
3月17日 17時30分~18時30分 山梨厚生病院 ハイチ帰国報告会
(OPENな会です。http://www.kosei.jp/index.html
3月18日 14時30分~15時30分 神戸医師会 ハイチ大地震講演会
(Closedな会です。多くの義援金を賜ったこともあり、直接お礼に伺います)

2010年3月9日火曜日

ハイチ復興支援を盛り上げたい!イベント情報

今月から来月にかけてハイチ関連のイベント、講演会が多数企画されています。
ご都合がつきましたらお出かけくださいませ。

ハイチ友の会帰国報告会
3月11日木曜日 18:30~
会 場 交流センター 街の駅やまなし会議室B 
     ℡0553-20-7010
0.義援金贈呈式(2団体からのお申し出あり)
1.これまでのハイチとハイチ友の会の活動(2002,2003年ハイチ訪問の映像と共に)
2.ハイチの現状及び医療支援活動について報告(独自の最新映像と共に)
3.復興に向けた課題 
4.質疑応答(座談会) 
主催:ハイチ友の会

HAITI なぜ被害は拡大したのか
長年ハイチを追い続けている報道写真家佐藤文則、
あの日ハイチで被災したNGOスタッフ熊谷雄一、
震災後医療支援に関わったハイチ友の会代表で医師の小澤幸子。
震災前後のハイチを知る3人が話し手となり熱いトークを繰り広げます。
2010年3月13日(土)時 間  開場 13:30 開演 14:00~16:00
会 場  明治大学リバティータワー 地下1001教室
資料代  1,000円
共 催  日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)/ 現代史研究会
お問合せ JVJA事務局: 090-6101-6113  office@jvja.net
※先着順に受付(予約は必要ありません。定員 280 名)
定員を超えた場合は会場収容人員の都合により、ご入場を制限いたします。
あらかじめご了承ください。
http://www.jvja.net/htm/Haiti.htm

山梨県身延町 大河内小学校での講演会 3月12日
 山梨県富士川町 増穂中学校参観日での講演会 3月15日
(何れも部外者の参加は不可・マスメディアの取材申し込みはOK)
児童会・生徒会が中心となって募金活動をしてくださった学校からのお招きで
子どもたちにハイチのお話をさせていただきます。

まるごと山梨 代表がインタビュー受ける

チリ巨大地震、そしてトルコでの地震と天災続きですね。
形あるものが本来の原型をとどめないほど破壊しつくされた情景というのは
ただそれだけでも人の心を傷つけるものだと今回のハイチ渡航でも痛感したのですが、
各地の被災者の皆さんのことを思うと胸がつまるおもいです。

某全国区の報道番組では3月12日、
ハイチ大震災被災2ヶ月の節目ということで番組を企画されており、
協力を打診されたので、当会の報告会の日程をずらしてまで期待していましたが、
残念ながら「他にたくさん伝えなければならないトピックがある」とのことで
ハイチ報道の企画自体がなくなってしまったそうです。
ハイチの報道をテレビではすっかり見かけなくなりましたが、
地元のNHK甲府局がハイチの現状について
代表にインタビューをしてくださいました。

3月10日18:10~ NHK総合テレビ(山梨県のみ)
http://www.nhk.or.jp/kofu/bangumi/index.html

放送日程は急に変更になることもあるそうです。
山梨の方はよろしければご覧ください。

2010年3月5日金曜日

義援金を託してくださった皆様へ

 ハイチ友の会ではこのたび、このような企画のほか、児童会での募金活動、企業からの募金のほか、個人の方々からも多くの義援金を託していただき、その総額は3月3日現在、480件7,401,116円でとなりました。ハイチ友の会に寄せられた期待の大きさ、責任の重さに気持ちが引き締まる思いです。 

 事務局内部で話し合った結果、3月11日の帰国報告会で、金額の過多を問わず、震災以降、これまでにご寄付を下さった皆様のお名前・企業名・学校名と居住・所在されている都道府県を一覧にして公表し、感謝の気持ちを表することに致しました。しかし、お名前が出ることを好まれない方もいらっしゃることでしょう。そこで、3月10日までにお名前の公表を希望されない方は、事務局までご連絡いただきたく存じます。
事務局電話・FAX:055-237-5126  e-mail:friendsofhaiti@mindspring.com

チャリティーイベントでの応援も

2月21日(日曜日)、新潟市東区内にある、新潟東総合スポーツセンターで、第1回目のハイチ・チャリティイベントが行われました。ハイチ系アメリカ人、ハイチから移民してきたという友人も多く、震災前から当会と交流のあった、夏子さんが企画。彼女を含め、4人のフィットネスインストラクターが無報酬でレッスンを持ち、参加してくださる方々は500円以上・上限なしでレッスンを受け、その収益26,400円を『ハイチ友の会』へ寄付してくださいました。ユニークな企画、私も参加してみたかった・・・。
夏子さんはじめ、新潟の皆様、ありがとうございました。
夏子さんのブログは以下のとおりです。イベントの様子も紹介されています。
http://yaplog.jp/cafedelaart/

2010年3月4日木曜日

今日のYBSで

18:16~山梨ワイドニュースで
ハイチを訪れて見聞きしたこと、感じたことを紹介してくださいます。  
少し痩せたかもしれませんが、日焼けして元気な小澤が映ると思いますので
よろしかったらご覧ください。

ハイチ大地震支援活動 帰国報告会‐小澤が見た被災地の姿と現地が必要とする支援‐

1月12日にハイチで発生した大地震に際し、代表の小澤は日本赤十字社の医療チームの一員として1月24日から現地へ派遣され、2月28日に無事帰国いたしました。 日赤医療チームとしての活動の傍ら、ハイチ友の会として現地でつながりがある方の安否の確認をする一方、今まで行ってきた支援策の継続性や今後の支援策などを検討してきました。報告会では、現地の医療活動報告に加え、震災後2カ月たったハイチの現状、これまでの、また、これからのハイチ支援について、15年間ハイチを見つめ支援してきたハイチ友の会としての今後の展望をお話したいと考えています。

3月 11日(木) 午後 6時30分~8時00分
1.これまでのハイチとハイチ友の会の活動(2002,2003年ハイチ訪問の映像と共に) 
2.ハイチの現状及び医療支援活動について報告(独自の最新映像と共に) 
3.復興に向けた課題  
4.質疑応答 
5.座談会 
 【場所】山梨県山梨市上神川1229-1 
     山梨市地域交流センター 街の駅やまなし
     会議室B  ℡0553-20-7010

2010年3月3日水曜日

西麻布でHAITI AID -banana connection 2010-

先月はハイチ友の会の事務局の松浦あゆみが、いくつかのイベントに参加させていただきました。
彼女の報告を以下に紹介させていただきます。

今回これまでの支援の輪を超えて、本当にたくさんの方が自主的に「何かしよう」とアクションを起こしてくださっています。また同時に「顔の見えるところに寄付したい」とハイチ友の会にチャリティーイベントの収益を寄付してくださる方が多いことに驚かされます。そういったみなさんの行動力にはこちらが逆に励まされることも多いです。遠方のイベントには顔を出すことができず申し訳ありませんが、今日はその一つをご紹介します。


2月27日には西麻布でHAITI AID -banana connection 2010- というライヴイベントがありました。主催したミュージシャンの3人は、2002年にハイチを訪れ、当時ハイチで作られていたバナナペーパー工房や学校を訪れ、ハイチで録音した音やインスピレーションをもとにbanana connectionというCDをリリースされました。このイベントはこの3人に多数の ミュージシャンを加えたセッションで、来場した約80名のお客さんはほぼ即興で行われるジャンルを超えた音楽を存分に楽しんでいました。セッションの合間に、松浦がハイチやハイチ友の会の支援について説明し、出演したミュージシャンのハイチ訪問時の思い出などを織り交ぜながら、ハイチに関心を持ち続けることの大切さを訴えました。全ミュージシャンが無報酬で出演し、収益金がハイチ友の会に寄付されることになっています。

イベントの様子はこちらから:http://www.flickr.com/photos/7704260@N08/sets/72157623407818029/detail/
Slide showhttp://www.flickr.com/photos/7704260@N08/sets/72157623407818029/show/

2010年3月2日火曜日

いのちは助かりました

プロジェクトを実施している各地の状況を急ぎお伝えします。

■植林・農業育成事業:チビー村 
 震災の影響は少なく、死者・家屋の倒壊もなく無事
 事業に協力してもらっているローカルNGOのチビー担当者も無事

■里親支援(就学困難児童の支援事業)
 アルティボニット県のエステル教区小学校:地震による直接の影響は特になし
 南部のベネの聖ジェラルド学校:地震による直接の影響は特になし

■(仮)簡易水道建設を通じた循環型農業技術指導事業
 2010年4月実施予定であった、レオガン近郊オランジエ地区は一部の報道では
 まさに震源とされておりましたが、
 家屋の倒壊はあったものの、住宅は密集しておらず
 人的被害はなかったとのことです。
 カウンターパートとして活躍を期待していたローカルNGOの
 GEDDH(ジェド)のメンバーはレオガンや首都で被災し、
 住まいや家族を失った者もおりましたが、
 いのちだけは助かりました。

明日には帰国報告会の日程などご案内します。



 

2010年2月28日日曜日

無事に帰ってきました!


2月28日午後、日本赤十字社の一員としてのハイチでの救援活動を終え、日本に帰ってまいりました。

帰りはニューヨークの大雪の影響で、経由地を大幅に変更してやっとのことで帰り着きました。


前半は首都のポルトープランスの簡易診療所での診療、集団ワクチン接種などに従事し、
後半はハイチ友の会としてもなじみのレオガンで、
簡易診療所の運営に従事していました。

首都は広場にはトタンと棒切れを組み合わせたあばら家が林立しており、
レオガンは見慣れた街角が跡形もなく、
まるで空爆にでもあったかのようなひどい有様でショックを受けました。


それでもハイチの人たちはたくましいです。
1994年に初めて接したときも感じたのですが、
安易に可哀想と言わせない強さとしたたかさがあります。

クリニックを受診したはずなのに、
翌日は自分を働かせてくれと売り込みに来る人、
姉を亡くしながら「もう全部壊れちゃったよ!」とこの国の皮肉な運命を、
静かな微笑を浮かべながら淡々と語る人、
この不幸に泣き伏して卑屈になるでなく、
この次を、この先の未来を語る人。


私が見てきたもの、聞いてきたことをもとに、
この人たちが再び自分の力で立ち上がるための、
私たちなりの支援の形を提案していきたいと思います。
次の書き込みでは、帰国報告会の予定などご案内できればと考えています。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


ハイチ友の会代表  小澤幸子

2010年1月24日日曜日

「ハイチ地震被災者へ心をよせる人のつどい」

小澤です。成田でニューヨーク行きの飛行機を待っています。
このブログの更新は現地からはかなり難しそうな見通しです。

東京で開催計画中のイベント
「ハイチ地震被災者へ心をよせる人のつどい」の日程と場所が決定しました。

日程:2月7日(日)開場4時 開始4時半 (終了7時半?)
場所:NPO法人アート・トラスト&彩ギャラリー 会議室
地下鉄の青山1丁目駅から歩いて3分ほどです。
http://gallery.art-trust.net/?cid=3135

NPO法人アート・トラスト様は趣旨に賛同し、
無償で会場をお貸しくださることになりました。
ご協力に感謝します。

なお、当日はハイチの映像を交えて被災前の様子をご紹介したいと思います。
さまざまな側面からハイチに想いを寄せておられる方々の
交流と癒しの場になればと 思います。

2010年1月23日土曜日

それではいってまいります

多くの方々からのハイチ支援のお気持ちを預からせていただいています。

ご寄付やチャリティーグッズの購入、イベント開催のお申し出のほか、
ブログや、個人的なメールでも多くの方のメッセージを頂いていますが、
すべて目を通しているものの、
準備に忙殺されお返事できておらず心苦しく思っています。
この場をお借りしてお礼申し上げます。

ご寄付を呼びかけてくださった主催者の方が、
お仲間に説明される助けになるように、
私たちの感謝の気持ちと、今後の展開についての
現時点での見解を以下のように表明いたします。

====
2010.1.23

このたびは、未曾有の災害に見舞われたハイチの人々に対して
温かいご支援を頂きましたこと、心からお礼申し上げます。
私たちは、2010.1.12にハイチで起きた大地震の復興にむけて、
現地の被災者が本当に必要とする支援を展開していきたいと思います。

ハイチの復興支援は長期的な視点で取り組まねばなりません。
幸い、私は日赤医療チームの協力者として
24日から4週間の予定でハイチに赴くことになりました。
この機会に、出来る限り現地の状況を把握し、
皆様のお気持ちが最も有効に活かされる具体的な方法を
見つけてまいりたいと思います。

詳細は当会ホームページおよび(環境がゆるせば)代表のブログで随時報告してまいります。
今後とも引続き温かいご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

ハイチ友の会代表 小澤幸子(医師)
ハイチ友の会事務局 400-0812 山梨県甲府市和戸町928-2
055-237-5126(tel/fax)friendsofhaiti@mindspring.com
URL: http://friendsofhaiti.home.mindspring.com/
http://haititomonokai.blogspot.com/

2010年1月22日金曜日

ここ数日のイベントにて

以前から予定されていた山梨女性のチャレンジシンポに参加しました。
1月24日よりハイチ渡航を予定していることを知って
参加者の皆様から多数の温かいお言葉とご寄付を頂きました。
ありがとうございました。

昨日のイベントでも私の留守に山梨で何をしていくか、
真剣に考える仲間が集ってくれました。
その仲間たちが立ち上げたブログは
http://haitinotomosub.blogspot.com/です。

今回はハイチ友の会としてではなく、
日本赤十字社の医療斑への協力者として現地に派遣されるため、
組織の一員としてこれまでの経験や知識を活かして期待される役割を担いたいと思います。
場合によってはこのブログの更新もままならない可能性があります。
ご心配をおかけいたしますが、今後ともハイチ支援をよろしくお願いいたします。

ハイチ友の会代表 小澤幸子

2010年1月21日木曜日

代表ハイチに派遣決定 

日本赤十字社の一員として1月24日から4週間の予定で
ハイチ救援にかかわらせて頂けることになりました。
快く送り出してくれる山梨市立牧丘病院、山梨厚生会に感謝します。

現在、準備におおわらわです。

留守中の応援をしてくださる方々と打ち合わせを兼ねて
決起集会(?)をすることになりました。
1月21日18時より甲府市北口 「甲府ホテル」にて
マスメディアの方からの問い合わせが殺到していますが、できれば、
この席でお話させていただきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

インタビューが放送されます

ライブ情報ミヤネ屋 午後1:55~15:50 
本日この番組内でハイチ大震災の特集があります。
代表の小澤がインタビューに答え、写真提供をしております。

2010年1月20日水曜日

来年度活動予定地であったオランジエが


毎日新聞でオランジエの様子を報道しています。
オランジエは私が11月に訪問し、来年度ここでソーラーパネルを使った灌漑施設を整え、
植林の拠点としようとしていた場所です。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100119-00000033-maip-int

レオガンとカルフールの間の山中であり震源に近いことは間違いなく、
自分もそう発言してきたのですが、
震源真上、と言い切った記事ははじめて見たので驚いています。
オランジエは私が出入りするようになり日本人に親近感を持ってくれているので、
ここに記者さんを案内したのは、私の知っている人かもしれないと思います。

来年度の事業をどうするつもりなのか、
助成金を申請した団体から問い合わせが来ており、
その回答の締め切りが今月いっぱい。
現地の人の考えを聞きたいと思っているのですが、
日本から電話しても最近はまた携帯電話がつながりづらく
オランジエの様子が分からない中、
この記事の情報は私たちにとって貴重であることには間違いありません。

記者さんのご苦労に敬意を表したいです。

様々な展開が広がっています

MTVで米国時間22日夜、ニューヨークから元フージーズのワイクリフ、
ロスから俳優のジョージクルーニー、
ハイチからCNNのメインニュースキャスターを結んで大々的な
Hope for Haitiというチャリティー番組を行うそうです。

http://www.mtvjapan.com/news/think/17120


ものすごい速さで、こんな教材を作った組織があります。
ただ、作者の方もハイチのことを知らなかったので苦労されたとあります。
そういう意味でも、少しでも知っている者の情報発信が重要だと思います。

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2010年1月18日リリース Global Express教材無料ダウンロード
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時事問題を教室へ「ハイチ地震」by 開発教育協会/DEAR
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■アクティビティ1:ハイチはどこだろう?
目的: 世界の中のハイチの地理的理解を深める。
対象: 小学校中学年以上
備品: 地球儀、世界地図、中米地図
所要時間: 15~30分

■アクティビティ2:感じたこと・考えたこと
目的: ハイチ地震に対する気持ちに気づき、共有する。
対象: 小学校高学年以上
備品: ワークシート

■アクティビティ3:ハイチの歴史を知ろう
目的: ハイチの歴史・社会的背景について理解を深める。
対象: 中学生以上
備品: 新聞記事、ワークシート

■アクティビティ4:誰がハイチを支援している?
目的: 大規模災害に対する市民による支援活動を知る。
対象: 中学生以上
備品: ワークシート

■教材のダウンロード(無料/Adobe PDF形式 742KB)
http://www.dear.or.jp/ge/download.html
この教材の版権は(特活)開発教育協会に所属し、本誌の全部また
は一部を無断で複写・転載・引用・要約することは禁じます。本誌の
「生徒用ワークシート」の複写による利用は、学問的な利用、教室・
研究会等での利用に限ります。

■Global Express(グローバル・エクスプレス)とは
Global Express(グローバル・エクスプレス)は、時事問題を開発
教育の視点から扱い、学ぶためのメディア・リテラシー教材です。
メディアを批判的に捉える力を養います。 また、「南(途上国)」で
起こっているニュースの状況を理解し、当事者と学習者の日常を結び
つけて考えることを目指しています。

■発行者・お問い合わせ
特定非営利活動法人 開発教育協会/DEAR
112-0002 東京都文京区小石川2-17-41
富坂キリスト教センター2号館3階
Tel: 03-5844-3630 Fax: 03-3818-5940
http://www.dear.or.jp

■開発教育協会/DEARとは
南北格差・貧困・環境・紛争など、地球上で起こっている様々な問題
は、私たちの生活と無関係ではありません。開発教育とは、「知り、
考え、行動する」という視点で、身近なところからその解決に取り組
んでいくための教育活動です。DEARは開発教育を推進するために、
1982年から活動しているNGOです。

2010年1月19日火曜日

ハイチ友の会のアクションプラン

ハイチ大震災発生以後、非常事態が続いています。
奇跡的に、これまで私たちの活動にかかわりのあった、
顔と名前が思い浮かぶ友人・知人たちは、
命だけは助かっていることが分かり、
少し先のことを考えられるようになってきました。

事務局内では、すぐに専門分野でもない緊急支援に飛びつくのではなく、
ハイチ友の会としては何ができるのか、どんな役割があるのか、
改めて考えさせられています。

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今後長期的な支援が必要になってきますが、今、私たちができることとして、
以下のようなことを考えています。

1.ハイチをこの15年見つめ続けた者だからこそ伝えていける情報、
  伝えていきたい情報を発信していくこと。

2.大きい組織でなく、あえて当会を支援の受け皿にと、
  募金をしてくださる支援者の気持ちに誠実に応えていくこと。

3.ハイチを見守っている人たちが
  一同に集まってその気持ちを共有する場を設けること。
      
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一つ目のついては
情報発信したマスメディアやそのほかの媒体をブログで逐一報告していきます。
http://haititomonokai.blogspot.com/

なお、震災前から予定されていたものですが、
現在決まっている講演会の企画をご案内します。
震災についても触れ、支援を呼びかける予定です。

1月19日18:30~ 山梨三田会 新春卓話
  場所:甲府市内 談露館 (これは慶応OBのクローズドな会です)
1月21日14:30~16:00 山梨県立文学館講堂 
    演題「紙芝居で広げる健康教育 ~ハイチ支援活動を通じて」
   (これは学校保健関係者によるクローズドな会です)
1月22日13:30~15:30 山梨男女共同参画推進センターぴゅあ総合 大研修室
    「やまなし女性のチャレンジ・シンポジウム」
    パネリストとして出席
   (事前申し込みが必要:055-223-1358に電話か
    kenmin-skt@pref.yamanashi.lg.jpまで申し込み)
 http://www.pref.yamanashi.jp/kenmin-skt/89843014332.html

何れの会場でも募金とチャリティーグッズの販売を行います。

二つ目については
被災から数日ですが、街頭募金などする余裕がなかったものの
すでに23万円以上のご寄付が集まりつつあります。
(昨年度1年かけて集めたご寄付の額を上回りました。)
それ以外にも全国から多くのお申し出もいただいています。

昨日、募金を呼びかけてくれた生徒会/児童会むけに発信したメッセージは
これからこのような活動をはじめようという動きに対して、
あのようなメッセージがあればより弾みがつくという声に応えたものです。
在校生98名という小さな町の学校に、
ブログをみたマスメディアから早速反応があったとのことです。
校長先生からは「子どもたちの心に暖かい優しさがまた一つ育って、
ハイチの人々に形となって伝えられればと願っています。」
とコメントいただいています。

このメッセージがさらに多くの場所に伝わるよう、ご協力をお願いいたします。

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募金の受付:
●郵便振替口座 00130-4-14940 ハイチ友の会
  通信欄に「震災支援のため」と一言お書き添えください。
●山梨中央銀行
銀行コード0142 和戸支店 支店番号277 普通 55654 ハイチトモノカイ


そして三つ目のアクションについては、
「ハイチ地震:被災者に心をよせる人のつどい」を
2月上旬に東京で開催します。

特別なスキルをもたなくても、ハイチを気にかけている方が結成していくことが、
長い目でみれば、今後ハイチ支援を強めていくことの
スタートになるのではとの思いから計画しています。
まだ詳細は決まっていませんが、
この機会に知っている人知らない人含めて皆さんにお会いしたいですし、
話を聞きたいと思っている方に場の提供をしたいのです。
ハイチをよく知る方をゲストにお迎えし、思いを共有する場にしたいと思っています。

詳細が決まれば、随時、ホームページやブログにてご案内したいと思います。


なお、私自身はまだ不確定ながら、
2月以降に公的機関の医療スタッフとしてハイチ派遣の可能性がでてきました。
どこで何をしているのが長期的にみて今後の支援に必要か、
長期的な視点で捉え、行動していきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2010年1月18日月曜日

今できることって

今日の夕方にはもう、
YAHOOのトップページにハイチの文字はありません。
一ヶ月もすればみんなハイチのことを忘れてしまうだろうと
焦りを募らせていましたが、
人の関心事の移り変わりの速さにあっけに取られています。


私たちはこの悲惨な災害を恨み、
ただ、嘆き悲しんでいるわけにはいきません。
今まで誰からも気に留められることのなかったハイチが、
これだけ世界中の注目を集め、関心を寄せられている今こそ、
それを復興の足がかりにしていくしかありません。


1月16日土曜日、私は地元山梨で小さな記者会見を開きました。
地元メディア数社が駆けつけてくれ、
準備不足は否めないものの、
これまで私たちがどうハイチと関わってきたか、
何故こんなに被害が拡大したのか、
今後、どんな支援が必要となるか、
その障壁となるもの、
それを乗り越えるために考えられること・・・。
写真を織り交ぜ、時に地図を描きながら説明しました。


それがどう報道されたのか、確認できたのは17日の毎日新聞地方版の、
人差し指と親指で四角を作ったくらいの大きさの記事だけでした。
(記者のTさん、ありがとうございました。)


でも、昨日は記事の反響はほぼゼロ。
今の私にできることといったら、こんなことくらい。


少し徒労感を味わっていたところ、
週が明け、記事を見た中央のメディアの人たちから、
被災直後と同様の熱意で取材依頼が舞い込み始めました。


本日17時36分~42分でNHK夕方ニュースで電話インタビューをうけました。
フジテレビ 情報プレゼンターとくダネの
インタビュー取材をうけました(放送日未確認)。
メディアの関心は安否確認から、復興に向けた支援に移り始めています。


ハイチ友の会としては何ができるのか、どんな役割があるのか、
改めて考えさせられています。

募金を始めてくれた学校へのメッセージ

身延町立大河内小学校児童会へのメッセージ

大河内小学校のみなさん、ハイチで大きな地震があり、
たくさんの人がひがいにあったことはテレビや新聞で知っていると思います。
建物がいっしゅんでくずれ落ち、多くの人が下じきになって亡くなってしまいました。
小学校がつぶれ、中にいた子どもたちもおおぜいぎせいになりました。
助かった人たちも家をなくし、食料や水がなく、
けがの手当ても十分に受けられないでいます。
家族や友だちがどこでどうしているのかわからず、
これからどうしたらいいのか、困りはてていることでしょう。

ハイチはとても遠い国です。
かんたんに行くことはできませんが、
それでも日本で心配している人がいる、
いっしょに悲しんでいる人がいることを伝えることは
つらい気持ちでいる人たちのはげましになるでしょう。

みなさんにおねがいです。
これからのハイチを支援するために、ぼきん活動をしてもらえないでしょうか。
わたしたち「ハイチ友の会」は地震の前からハイチを支援してきました。
みなさんの優しい気持ちを、私たちはきっとハイチの人たちに伝えます。
ごきょうりょくをおねがいいたします。


ハイチ友の会 代表/山梨市立牧丘病院 医師  小澤幸子

2010年1月16日土曜日

安否が分かりつつあり・・・

一番安否が気遣われていた当会の日本人協力者が、
本日ドミニカ共和国までたどり着かれ、
先ほど声を聞くことができました。
首都から震源といわれる方向にあるレオガン近郊におられ、
胸がつぶれるかと思うほど心配していましたが、
車に乗っており無事だったそうです。
野宿をし徒歩やタクシーバイクを乗りついでやっと首都までたどり着き、
大使館の手配でドミニカ共和国まで逃れたそうです。
(プライバシーに配慮し、これ以上詳しい情報はここでの記載を控えます)


携帯電話も復旧しつつあります。


この秋からハイチで暮らしておられた日本人男性とそのご家族の無事。
倒壊したホテルモンタナにつとめる
親しいハイチ人の友人であるダリーンのことは
正直絶望的ではないかと思っていましたが、
その日に限って4時に仕事を終え、帰宅していたとのことで、
彼女一家5人も無事だそうです。


シスターNは腰椎の骨折でかなり重症。
彼女のいた病院は半壊し、
そこで暮らしていた人たちは空港近くのカゾーに移ったそうです。
高齢のカナダ人シスターたちは帰国されることに。
カゾーの看護婦でもあるハイチ人シスターDは連日治療のために町に出かけており、
今も余震をおそれて屋外で眠っているそうです。
雨期は毎晩雨が降りますが、今は乾季であることは不幸中の幸いといえるでしょう。



ドミニカに逃れた友人はほっとした反面、
支援する側にいるにもかかわらず、
自分が食べる食料の確保もままならず、
自分だけドミ共にきたことに違和感を覚えるとおっしゃっていましたが、。
あの状況では仕方がなく、責められないこととはいえ、
そうお感じになる気持ちは分かる気がします。


私も次元が違いますが、
94年にハイチの病院を訪れたことをきっかけに医師を志したものの、
現地で血を流している人がおり、
医者が足りないと報道されている中で、
それをテレビのこちら側で見つめているしかないことに不甲斐なさを感じています。
NHK始め日本のTV局も現地入りしてからは、日本でも現地の状況がかなり
詳細に報道されるようになって参りました。

15日のフランス2(TV)夜8時のニュース(日本時刻16日午前4時)では、
日系TVの報道と重複するものが多いようでしたが、治安について次のような
問題点が指摘されていました。

1.ポルトー・プランス国際空港に、各国からの支援物資を運んだ飛行機が
到着しており、援助物資は空港に集積されつつある。

2.首都にいたる道路が、倒壊した建物や住民の占拠によって安全に
輸送できる状況にない。

3.国連ハイチミッションの能力ではこの輸送の安全確保が難しいため、
オバマ大統領の命じた1万人の米軍が到着し、物資輸送の警護に当たる
まで待たなければならないと思われる。(17~19日到着予定)

4.住民は、空港に行けば援助物資があると言う噂で、空港周辺に集まり
つつあり、空港周辺も不穏な空気が生じ始めている。

5.ハイチ人は生活上刃渡り50~60センチの「蛮刀」を所持しているが、
これを振りまわして弱者を脅迫する者や、逆に自衛のため「蛮刀」で武装
する人々も出始めており、治安状況は一層悪化している。
以上

(訂正とお詫び)
昨日付けの報告で次の文章を修正させて頂きます。
(正)1.政府が事実上機能していない状況ので
(誤)1.政府が事実上機能している状況なので
失礼いたしました。

2010年1月15日金曜日

先ほど、カナダ経由だと思われる修道会関連の情報で、私がハイチに行くと滞在させてもらっていたレオガン近郊シグノの修道院と併設されているハンセン氏病の病院が崩壊し、使用不能となったとのことです。38歳になるハイチ人シスターNが怪我をされ、ドミニカ共和国で治療することになったそうです。

大好きなシスターN!
彼女はハイチ人シスターにしては細身の人で、ゆったりとけだるそうな足取りで敷地内を歩き回る姿が思い浮かびます。私が来訪すると私の大好物のマンゴーを「代わりに食べておいたから」とからかい、「サチコ、いつアンタは洗礼をうけてシスターになるの!」と本気か冗談か分からない表情で迫り、09年11月の訪問を終えて帰国する私に「次に来るときが最終判断するときよ」とウインクした彼女。ひょっとすると急遽現地に向かうかもしれない私は、彼女のいないハイチに行くことになるのでしょうか。
ハイチ友の会代表のおざわさちこです。
震災関連で多数のマスメディアのほか、古い友人や昔お世話になった恩人らから多くの問い合わせやお見舞いの声を頂いています。ありがとうございます。普段は誰からも振り返られることのないハイチが、このようなかたちでハイチが世界中の耳目を集めていることに複雑な気持ちでいっぱいです。これが夢であったなら・・・。

ハイチの罹災状況は、通信手段が壊滅に近い状況のため、こちらから情報を取りに行くことは極めて困難と思われます。おそらく、首都にある電話会社の建物が倒壊して、通信機能が破壊されているのではないかと推測されます。

目下、現地の情報を伝えてくれるのは、大使館、国際機関、大手通信社、大手NGOなど衛星通信を利用できる一部の機関に限られているようです。当会の会員さんが、これらの通信社などが発するニュースのうち、邦字紙に載っていないと思われる記事をまとめてくださったのでお知らせします。
(今回はニュースは、特記したもの以外はインターネットニュースのフランス2(TV)の14日午後8時
(日本時刻:15日午前4時)のニュースから抜粋したものです)

1.政府が事実上機能している状況なので、被害状況は未だに報告されていない。
  伝えられているところによれば、1万人と言われている。

2.罹災から48時間経っても崩れた建物の下から救いを求める大勢の生存者が
  いることが確認されているが、重機が少なく救出は極めて困難な状況である。

3.住民は自身と怪我人の生命保持のため、死体は道路上に放置されており、
  衛生上危険な兆候が出始めている。

4.中央刑務所が倒壊し、数多くの重罪犯が脱走している。水・食料・ガソリンを
  求める住民による略奪が各地で始まっているが、ハイチ警察が事実上機能して
  なく、治安は極めて危険な状況にある。


5.外国人が多く宿泊するホテル・モンタナが倒壊しており、宿泊客300~400人
  のうち生存が確認されたのは100名程度と言われる。
  ここにはフランスの救助隊が到着して救出活動を開始した。

6.国連ハイチミッション本部も倒壊し、数100人の行方不明者が出ている模様。
  米国救助隊が到着して、生存者の救出に努めている。


7.外国からの救助隊は空港内にテントを張って居住しているものもあり米軍が
  護衛に当たっている。

8.空港は航空管制が不可能のめ、外国の支援隊を乗せた飛行機は、管制誘導
  なしの有視界飛行で発着している。アメリカン航空は欠航している。

9.隣国ドミニカ共和国との国境は閉鎖されていない。(ドミニカ大使館)

10.オバマ米大統領、サルコジ仏大統領は来週ハイチ入りする。(CNN.フランス2)

ホームページの更新には時間が多少かかるため、随時このブログで情報発信をしていきたいと思います。