2010年11月30日火曜日

難民を助ける会のハイチ復興支援チャリティコンサート

NPO法人 難民を助ける会の青木さんから、コンサートのご案内をいただきました。12月19日にハイチ大地震復興支援のためのチャリティコンサートを開催されます。出演はアメリカ人バイオリニストのアヤノ・ニノミヤさんをはじめ他6名のミュージシャンの方々。

アヤノさんは、年に数回来日し、母校のハーバード大学同窓会(ハーバードクラブ)で演奏会を行うなど精力的に活動されていらっしゃる音楽家です。2月には、アヤノさんのお声がけで、9名のミュージシャンが集まり、東京タワーの大展望台でハイチ支援のためのチャリティコンサートを行い大成功。12月も、東京タワーで演奏してくださったメンバーを中心に行われます。またコンサートでは難民を助ける会のハイチ事業についても報告があります。

コンサート詳細=======
コンサート名:加藤タキ チャリティ・サロンコンサート 第3回 (ハイチ支援)
日時:2010年12月19日(日)午後2時開演(午後1時半開場)
会場:JTアートホール アフィニス(虎ノ門JTビル2階)
    東京都港区虎ノ門2-2-1 JTビル2F
料金:全席自由 3,000円
申込:下記ウェブサイト、お電話、FAX のいずれかよりお申し込みください。
コンサート ホームページ (申し込み書付き):http://www.aarjapan.gr.jp/join/event/2010/1219_386.html

2010年11月25日木曜日

コレラ対策に「手を洗おう」!



コレラの流行で既に1100人超が死亡しているハイチ。


大地震以前から上下水道の整備がほとんどなされていなかった同国で、ごみ収集サービスもなく栄養状態の悪い人々が夜露にぬれながら避難民キャンプで集団生活を送ったら、どんなことがおきるか火を見るより明らかでした。


震災直後より感染症の流行の懸念をいだき、昨年9月に出版した衛生教育に有効な絵本「手を洗おう」の簡易版を現地に届けることを訴え続けてきました。

 そもそも私たちは多くの義援金をお預かりしたことから、絵本の簡易版を作ることは不可能ではありませんでした。しかし、私たちのような小さなNGOには、それを現地でより多くの子どもたちに分配・配布・普及活動まで行うには圧倒的に組織力に欠けていました。せっかく、現地語に訳されており、しかも内容はWHOが推奨する感染性下痢症の予防と対策を、わかりやすく伝えるものがすでにここにあるのに・・・。それがこの度、国際NGO、ワールドビジョン・ジャパンの協力で絵本のブックレット版が現地で製作され、多くの避難民キャンプや学校などで、手指の衛生を啓発する活動に活かされることになりました。
 この計画は6月に青山学院大学のセミナー(このブログでも紹介しましたね)で講演させていただいた際に、参加されていたワールドビジョン・ジャパンのハイチ担当者のKさんが関心を持ってくださったことに端を発します。7月には青写真が描かれていましたが、ハイチというお国柄もあり、計画はゆっくり、でも着実に実現に向けて動き出しています。残念なことにすでにコレラが蔓延してしまいましたが、その拡大を食い止める一助となれば幸いです。

2010年11月23日火曜日

新潟からのご支援、細く長くしなやかに継続中

11月13日、第3回目のハイチ・チャリティ・イベント・レッスンが開催されました。ハイチ大地震以降3回め。 今回は45名の方々が参加してくださいました。回数を追うごとに多くの方々の共感を呼び、広がりを見せているようです。

49,325円の収益金のうち、4,000円の施設使用料、800円の暖房費(前半1時間のみ)を差し引いた44,525円をご寄付としてハイチ支援のために当会に託してくださいました。


新潟の参加者の皆様、ヨガで体と心をほぐしつつ、生まれたあったかい気持ちをハイチに分けてくださって本当にありがとうございました。そのお気持ちはきっときっと、ハイチに届けます。ありがとうございました。

11月24日陸上自衛隊がハイチPKOを語る!

更新がおろそかになってすみません。
直前になってしまいましたが、第15回防衛問題セミナーが11月24日18時より甲府商工会議所にて行われます。テーマはハイチPKO。「災害派遣・国民保護における自衛隊の役割」、「ハイチにおけるPKO活動(1次隊)の概要」と題して、ハイチPKOに関わった自衛隊の方が生の声をお聞かせくださいます。
現役学生さんと講師の隊員(偉い方だと思います)との討論会もあるようです。どんな対話がうまれるのでしょうね。

私も、同時期にハイチで救援活動に携わったものとしてご挨拶させていただきます。
当日、会場では絵本「手を洗おう」の原画を展示いたします。コレラ禍にみまわれているハイチでは手洗いの重要性がさらに高まっています。ハイチでは自衛隊員の方々と子どもたちとの交流もあるようですから、有機的なかかわりができればと願っています。

会場:甲府商工会議所5F 多目的ホール 参加無料
    17:30会場 18:00開演 20:00終了予定 事前申し込み不要、定員になり次第締め切り
お問い合わせ:南関東防衛局 企画部 地方調整課 045-211-7134

2010年11月14日日曜日

不安的中  ハイチでコレラ蔓延

会員の山田様からの情報提供です。

アルテール・プレス紙(2010・11・12) ハイチ国民健康保険省が11月12日発表した『コレラの感染状況』によれば、10月19日に発生したコレラによる患者数は、11月11日現在、1万1125人に達し,うち724人が死亡しており、現在も毎日60~70名の死者が発生している。
なお、県別の死亡者数は次の通り。  
アルチボニット県:497人
北 県: 66人 
中央県: 58人 
西県: 52人
北東県: 50人
南県:   1 人  合計: 724人

また、ハイチ駐留国連軍は、『今後半年で患者数は20万人に達する見込みで、その対策費用として1.6億ドルが必要』として、国際社会に対し資金拠出を呼びかけた。
(文責:山田貴彦)

当会のプロジェクトが進行しているレオガン近郊では2人ほどコレラの患者が出たと聞いています。
アルチボニット県にある、里親支援を展開しているエステル教区学校への被害状況については、特に情報が寄せられていません。

ハリケーンによる洪水でも死者が出ましたが、2008年のような甚大な被害にはならなかったそうですが、コレラの伝播に拍車をかけたのではないかと思われます。