2012年3月10日土曜日

気仙沼市内の幼稚園・保育所の卒園記念に

気仙沼市内の幼稚園・保育所の卒園記念の分と、本吉地区に一箇所ある市立図書館、4箇所ある小学校の図書館に、トータル110部の絵本「手を洗おう/げんきのもと」を寄贈させていただけることになりました。今週末、うちの院長(毎月2回本吉病院にボランティアで診療に行っている)の車に乗せてもらって届けることになっています。卒所・卒園式では当会からのお祝いのメッセージを読んでいただけるそうです(ああ、なんて書こう。想いが渦巻いています)。
同じ被災の痛み背負って生きていくハイチと日本、その二つの国の人たちに寄り添いたいという思いが受け入れられたようで、私はとてもうれしく思っています。そして私がうれしいことよりも、絵本を手にした子どもさんたちが喜んでくれることを、子どもさんたちの健やかな成長を心から願っています。

2012年3月3日土曜日

先月21日当会がハイチに派遣し、約2週間の現地滞在を終えて帰国された熊谷さんに東京で会いました。お元気そうでした。現地のインターネット事情が悪く、リアルタイムで情報を得ることはできなかったので、久しぶりにハイチの状況を聞けて有意義でした。

いろんな話の中で印象的だったのは協力団体のGEDDHの会計管理能力は一向に向上していないということです。彼らはここ2年、とあるドイツのNGOとも共同してきましたが、どうもそのNGO はばらまき型の援助を展開しており、むしろGEDDHをスポイルしたようだということでした。震災前から活動してきた地元の農村開発・植林NGOとしてGEDDHにどうしても支援が集中してしまうようですが、気のいい彼らは悪気なく安請け合いしてしまう傾向があり、GEDDHの能力について過大評価されているようでちょっと心配です。彼らの能力の向上に寄与できれば、それはとても大きな意義のある支援になると思います。

2012年2月9日木曜日

ホープワールドワイド・ジャパンの協力により

被災地で活動するNGOのホープワールドワイド・ジャパンのH様からうれしいメールが届きました。先日、東松島市の宮戸市民センターの宮戸コミュニティ推進協議会が運営されている図書館に絵本を10冊置かせて頂けることになったそうです。こちらは、被災者である宮戸市民の方々が利用されている図書館で、寄贈した際、喜んでくださっていたとのこと。写真は赤いジャンパーの方々が市民センターの職員の方で、お一人の方は被災されたとのこと。

ホープワールドワイド・ジャパンさんには年末に200冊の絵本を託させていただきましたが、「これからもまた機会がありましたら配布していきたいと思います。」とメールは結ばれていました。

私は直接現地にお伺いしていませんが、こうして気持ちがリレーされていく喜びに浸らせていただけました。お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

2012年2月7日火曜日

絵本はうずうずしながら待ってます

絵本を贈るプロジェクトについて、先月末、下記のように紹介していただきました。

http://www.sannichi.co.jp/local/news/2012/01/30/10.html


その後、2件ほど引き合いがあったものの、その後音沙汰なしで200冊はまだ手元にあります。
おりしも列島をインフルエンザが猛威を振るっています。
今月中にはなんとかお届けできればと願っています。

2012年1月13日金曜日

ハイチ大地震から2年がたちました

1月12日は2年前にマグネチュード7.5の直下型地震がハイチの首都ポートプリンスを襲った日です。
当初22万人とも言われた犠牲者の数は、地震をきっかけに知己を得た吉木健氏によると、2011年改正のハイチ政府の報告では31万6千人と修正されました。どうしてこれほどまでの死者になったかは説明がありません。また63万4千人が難民テントで住むことを余儀なくされています。

そして昨年3月11日以降、私たちハイチ友の会のハイチ支援の手法もこれまでとは変更せざるを得なくなりました。そこで大きな傷を負った国同士の絆を大切にしたいと考え、今年度の目標として当会作成のハイチ関連の絵本を、東北の被災地に400冊提供したいと考えました。すでに200冊が現地に送られていますが、残り200部の配布についてはまだあてがありません。以下の文章は転送フリーですので、多くの方に協力を呼びかけていただけましたら幸いです。

========以下転載自由===========
ハイチ支援NGOのハイチ友の会代表・小澤幸子と申します。
今日は折り入って東日本大震災へのささやかな支援について、ご相談がありまして投稿させていただきました。
私は西半球最貧国といわれるハイチ共和国の支援活動を始めて16年になる、ハイチ友の会というNGOを主催しています。ご存知のとおりハイチは2011年1月に大地震に襲われ、瓦礫の下敷きになり推定20~25万人もの人が亡くなりました。
私は内科の医師をしており、もともと貧しい国であったハイチで子どもたちの手指の衛生の大切さを伝える絵本「手を洗おう/げんきのもと」を作っておりましたが、被災後の不衛生な環境でコレラが蔓延したこともあり、その「手を洗おう」の簡易版を現地で配布する活動をおこなっています。

http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20110202-OYT8T00745.htm

絵本については以下に情報があります。
http://www.amazon.co.jp/%E6%89%8B%E3%82%92%E6%B4%97%E3%81%8A%E3%81%86-%E3%81%92%E3%82%93%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%82%82%E3%81%A8-%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%81%E5%8F%8B%E3%81%AE%E4%BC%9A/dp/4904784006/ref=cm_cr_pr_product_top

今年もインフルエンザのはやる季節を迎えました。ご承知のとおり、インフルエンザの予防に一番有効なのはうがいやマスク以上に手洗いが大切です。
そこで私たちは、被災地での感染症の流行が東日本大震災でも常に心配されていることから、日本語とハイチの現地語が併記されたこの絵本を被災地に400冊を提供したいと考えています。実は昨年3月にも計画したのですが、受け取ってくださる組織・団体・個人とのつながりを構築できないまま季節がめぐってしまいました。

そこでお心当たりの受け取ってくださる組織・団体・個人の方がいらっしゃいましたら、送料等は当方負担で、1冊からでも受け付けてお届けいたしますので、お申し出いただければ幸いです。
ハイチ大地震後に作った絵本の第2版には震災に寄せてということで以下のような文章を入れました。


============
「ハイチ大地震に寄せて
 カリブ海の島国、ハイチ共和国で2010年1月12日にマグニチュード7.0の地震が発生しました。震源が首都に近かったこともあり、推定20万~25万人の犠牲者、150万人以上の被災者が生じたのです。日本の皆さん、阪神淡路大震災の犠牲者が6,434人だったことから、この地震の被害の大きさを想像してください。
 ハイチではこれまでも、不安定な政治、経済格差、脆弱な医療体制、環境問題など、現代社会が抱えるあらゆる問題に直面してきました。歴史的にも苦難の道を歩んできたハイチが、さらにこのような過酷な運命に翻弄されるのは、残念でなりません。
 ハイチは壊滅状態となりましたが、それでも人々は生きていかなくてはなりません。この地震復興を手掛かりに、今こそ国際社会は、長期的な視点でハイチに援助の手を差し伸べるときではないでしょうか。私たちハイチ友の会も微力ながら、皆さんとともに、ハイチの人々が再び立ち上がるために支援してまいります。
2010年夏         ハイチ友の会事務局 代表 小澤 幸子 
 この絵本の収益は、この絵本をハイチの子供たちに届ける活動に使われます。」
===========

最後の段落の「ハイチ」を「東北」に置き換えても、全く違和感の無い辛い状況のなか、地震がつなぐ日本とハイチの縁を感じつつ、今、私たちにできることを模索してまいりたいと願っています。
クリスマスやお正月を経ており、すでにインフルエンザの広がりがささやかれる中、すでにタイミングを逸しつつありますが、被災地で特に子どもさんたちへのプレゼントにしていただけたら、当方としてもうれしく思います。厚かましいお願いではございますが、どうかご協力のほど、宜しくお願いいたします。

小澤 拝

2012年1月6日金曜日

あけましておめでとうございます。

2012年が始まりましたね。

私事ですが2010年の秋に新しい家族が増え、その人は丈夫で楽しいのですが、
昨年10月に二足歩行を獲得してからというもの、これまで以上に目が離せず、
PCに触れることがなかなか難しくなっており、何度も気合を入れなおすものの、
なかなか更新できず申し訳なく思っています。

昨年末からは高校や大学でのハイチに関する講義にいそしみつつ、ハイチで今年度取り組む農作物生産力強化事業のための資金の送金に苦戦しておりました。ハイチのカウンターパートのスタッフと口座情報のやり取りをするのですが、これが本当に一苦労です。こちらが欲しい情報がなかなか得られず、いらいらすることもしばしばですが、笑ってしまうのが、待って待ってやっと情報を彼らが送ってきたとたんに、翌日にはこちらに送金の催促メールを送ってきたことです。
のんびりしているんだか、せっかちなんだか・・・。そうは言うものの、ハイチの人たちは待つのにも慣れっこ。でも駄目でもともとで主張してみる気質に私たちも慣れっこになってきました。


今年もどうぞよろしくお願いします。

ハイチ友の会代表小澤幸子

2011年10月31日月曜日

しなやかにたくましく・・・ハイチの木造建築

1900年前後に建てられたハイチを代表する歴史的建造物、ジンジャー・ブレッド・ハウスの1棟。世界の歴史的建造物や文化遺産の保存に取り組むワールド・モニュメント財団(WMF)の2012年度「ワールド・モニュメント・ウォッチ・リスト」(危機遺産リスト)に掲載された。
 ハイチは2010年1月に大地震に見舞われたが、この家は見事に持ちこたえた。周囲で崩れている新しいブロック塀とは対照的だ。格子状に並ぶ木材や、レースのような複雑な細工で飾られた破風など優雅な外観が特徴だ。政府による保存活動も進められているが、荒廃してしまった家屋も多い。
「ヨーロッパの様式と土地特有の伝統が融合している。ハイチならではの建造物だ」とWMFのエリカ・アブラミ氏は話す。
 WMFによると、史跡としての価値だけではなく、自然災害に耐え得る建造物として現代建築が参考にできる点も評価すべきという。「大地震で大きな被害を受けたジンジャー・ブレッド・ハウスもあるが、現代のコンクリート建造物よりも高い耐久力を示した」とアブラミ氏は語っている。
(Photograph courtesy Martin Hammer World Monuments Fund)


そう、ジンジャーブレッドハウスにはハイチ人も誇りを持っていたように思います。

数年前、南西部の小さな町の教会の入り口にあった、朽ちかけたそれを友人でアーティストのマキシが「100年前からここに建っているんだ」と説明してくれたことを思い出します。しかし文化財的な価値があることは承知していても、保存活動などという金がかかるのに腹はふくれないことはなされていないようでした。だから写真のように状態のよい建物は震災前もあまり見かけませんでした。これを機に保存の手が国内外から差し伸べられるといいのですが・・・。


とはいうものの、当会として取り組むかと言えば優先順位は低く見積もってしまいます。文化の継承を疎かにすると、ボディーブローのように後々響いてくることは承知しているのですが、今、困窮している人たちを後回しにはできないのです。



このブログもなかなか更新せず申し訳ありませんでした。

メールを下さった方、ありがとうございました。

細々とでも情報発信を心がけて行きます。


2011年7月19日火曜日

ハイチの巨星、アゾール逝く


悲しい知らせがハイチから届きました。
ハイチでNo1のアーティスト、アゾールの訃報です。


http://www.haitilibre.com/en/news-3393-haiti-culture-azor-passed-away.html

彼のライブを富士吉田でやったのは2001年だったでしょうか。
ハチドリの羽ばたきのような鮮やかな手さばきでコンガを打ち鳴らし、
神様と交信しているかのような神々しさで
聴衆を圧倒した、あの日。

ハイチの人間国宝にホテルの一室を用意したのに、
弟分の若いパーカッショニストとすっかり意気投合し、
一緒の部屋にしてほしいと言って私たちを驚かせた気さくな人柄にも
私は魅了されていました。

去年の千駄ヶ谷でのステージを見たのが最後でした。
そのときのスナップがこれです。

帰国後すぐ入院したらしいと聞いて心配していましたが、
まさか46歳の若さで逝ってしまうとは。

ハイチを代表するアーティストとして、
復興の旗振り役としての期待も大きかっただけに
しばらく、喪失感から抜け出せそうにありません。

2011年6月25日土曜日

世界の幸福度ランキング、ハイチはワースト3

世界にはいろんなランキングがありますが、ある調査会社が昨年度、世界124カ国で成人約1000人ずつを対象に電話と面接でアンケートを行った結果、繁栄度でハイチは下から三番目にランクしました。

http://www.cnn.co.jp/world/30002524.html

また、世界177カ国を対象にした「破綻(はたん)国家」の指数調査で、非営利機関(NPO)の「Fund for Peace」がまとめた報告書によるとハイチは世界5位。昨年1月に大地震に見舞われたハイチは2010年の同様調査では11位でした。このランキング報告書は社会、経済、政治的な課題を基準にした計12指標に基づき作成。

ハイチについて同NPOの責任者は、国内情勢が早急に好転するとは思えないとの悲観的な見方を表明。過去の破綻国家調査で同国が上位15カ国から外れたことがないことから、今後もこの状態が続くと予想したそうです。

元人気歌手のマーテリー大統領が、昨年1月の大地震からの復興を最優先に掲げて今年5月に就任。しかし議会では多数派を占める野党の反対で組閣が難航しており、今だ首相が決まらず迷走を続けています。復興の道筋が不透明なのは、先進国と呼ばれるどこかの国とおんなじですね。

6月29日京都外大 ラテンアメリカ教養講座にて講演します

+…………………………………………………………………………………+
ラテンアメリカ教養講座「ラテンアメリカの子どもたち」 
 大地震を乗り越えて~ハイチ、そして日本 と題して講演+……………………………………………………………………………+
京都外国語大学 京都ラテンアメリカ研究所主催の弟10回ラテンアメリカ教養講座「ラテンアメリカのこどもたち」の5回シリーズの連続講座の最終回に小澤が登場することになりました。
この講座のお知らせ文が洒落ています。

http://www.kufs.ac.jp/aboutkufs/kikan/kyotolatin/koza/index.html

~自然にたいするおそれや人間へのいたわりの気持ちは、未来につながる子どもたちこそ、強いメッセージを発することが出来るように思います。日本でも被災地の子どもたちの笑顔に大人たちが勇気づけられています。~

未来につながるお話ができればと思っています。

日時:2011年6月29日水曜日 18:15~19:30会場:京都外国語大学 国際交流会館 4階
お問い合わせ京都外国語大学 京都ラテンアメリカ研究所〒615-8558 京都市右京区西院笠目町6 (TEL:075-312-3388 / FAX:075-322-6237)E-Mail:ielak@kufs.ac.jp


関西方面の皆様、どちらかの会場でお目にかかれれば幸いです。どうぞ宜しくお願いいたします。

2011年6月14日火曜日

子どもたちによりそう★つなごう支援の輪

代表の小澤が大阪府高槻にてNPO法人アジア子供支援フジワーク基金のお招きで講演をさせていただくことになりました。同基金の清水さんとは、今年の1月、当会の短期駐在派遣員として昨年秋にハイチにて活動された、早川健司氏の大阪でのランチョンセミナーもコーディネイトしていただいたことでご縁があります。でもお目にかかるのは私は初めてなんですよね。西のほうにはめったにお伺いできませんので、とても楽しみにしています。

日 時 : 6月28日(火) 
13:00 ~ 19:00
会 場 : 高槻市立総合市民交流センター
高槻市紺屋町1番2号   TEL.072-685-3721 (JR高槻駅すぐ)

 多目的ホール(13:00~15:30)
★展示&ミニレクチャー
「インドのこども達」・「ハイチ友の会」展示コーナー
☆ 写真展示。スライド上映。  ☆ インド裁縫教室作品展示 他 販売
☆ 絵本「手を洗おう・げんきのもと」読み聞かせ 他 販売 
 
「~こどもと教育~インドの発展の影に」(13時、14時、15時  各20分)
ゲスト:NPO法人 ニランジャナセワサンガ  代表 山中章代さん

第4会議室 (16:00~19:00)
★お話&交流
「大地震を乗り越えて~ハイチ、そして日本」(16:00~17:30)
ゲスト:ハイチ友の会  代表 小澤幸子さん  

交流会「ハイチからの教訓」(17:40~19:00)
東日本大震災支援で、私たち高槻は何ができるか?何をしたら良いか?みんなで話し合い実行へ

定 員 : 50 名  
保育あり: 定員 20名(要事前予約)  ※託児の申し込み期限 6月20日まで

[主 催] NPO法人 アジア子供支援フジワーク基金  高槻市高槻町11-2 TEL.072-686-5751
[後 援] 高槻市教育委員会、高槻市市民公益活動サポートセンター、一般社団法人高槻市人権まちづくり協会
[協 力] 海外協力グループ“クスクス”、多文化共生サロン高槻、NPO法人SEAN、NPO法人たかつき市民活動ネットワーク

お申し込みは下記にて、 FAX. 072-686-5752  または E-mail  shimizu@asia-kids.or.jp まで

2011年6月8日水曜日

ご無沙汰してすみません!大地震がつなぐ縁

3月11日以来、東日本大震災のことが心を離れません。

ハイチ友の会として直ちに50万円を東北広域震災NGOセンターに寄付しました。
山形市に本部を置く認定NPO法人国際ボランティアセンター山形(IVY)が開設したもので、現地に足を運び、確実に支援を現地に届けてくれる信頼できる組織です。ハイチ大地震の際、IVYにも所属している当会の事務局メンバー、松浦あゆみを派遣先のカンボジアから日本に戻し、現地に救援に向った小澤に代わりに代表代行の任をとることを許し、間接的にではありますが、これまでも大変お世話になってきました。
詳しくはホームページをごらんください。http://www.ivyivy.org/news/ngoivy.html


なお、ハイチではこんな事件も。

ハイチ、洪水で23人死亡
 【ポルトープランスAFP=時事】
昨年の大震災から立ち直っていないカリブ海の島国ハイチで7日、大雨に伴う洪水が発生、23人が死亡した。 当局者は「首都ポルトープランス郊外では土砂崩れで家々がつぶされたり、流されたりして13人が死んだ」と語った。別の当局者によると、土砂や倒木で首都各地の道路が寸断された。 ハイチでは昨年10月からコレラが流行しており、保健当局は死者が増える事態を恐れている。

当会ではハイチで配布された「手を洗おう」の小冊子と同様の内容を含む、絵本「手を洗おう/げんきのもと」を被災地に届ける活動をおこなうことにいたしました。また続報をお待ちください。

2011年2月18日金曜日

山梨平和ミュージアムで講演します

もう間近に迫っていますが、2月20日14時ー16時、山梨平和ミュージアムにて『今、求められる国際人道支援活動』というテーマのもとに、ハイチ支援活動について講演させていただくことになっています。
ラオスの教育支援をなさっている山梨ラオス友好協会の志治さんもご登壇されます。
http://ypm-japan.jp/index.html
http://blog.livedoor.jp/peace071001/

聴衆はハイチのお話は初めての方が多いそうですので、私のハイチとの馴れ初め話(?)からハイチ大地震の復興支援の現状まで広く話題にしようと思います。
皆様、お誘いあわせの上お出かけください。

2011年2月17日木曜日

コーヒーの実が熟しました

春先に花をつけたコーヒーの木、青くてつやつやした実をつけ、それがやっと熟しました。
この写真撮影の後、育ての親のSさんと収穫したところ、2つずつ種があり、Sさんの丁寧な前処置の末、種は新しい苗床に植えられました。昨年は2粒だったけど、今年は花芽らしきものがたくさんあるので期待できそうです。・・・と思っていたら記念すべき私の復職の日、小さな白い花がひとつ咲きました。
まるで祝福してくれているかのようでした。
近頃世界的にコーヒーが品薄で価格がつりあがりつつあると報道されています。ハイチコーヒーも震災以後入手が困難になっていると輸入業者の方からお聞きしました。いつか私たちのフィールドであるチビー村あたりでコーヒー長者がでたりして、なんて夢を見つつ、コーヒーの育つ過程を楽しみながら学びたいと思っています。

2011年2月16日水曜日

ハイチ版クール・ランニング?!頑張れ!ハイチ人スキー選手

パリ 4日 ロイターからの引用です。ちょっと粋なニュースです。

ドイツのガルミッシュパルテンキルヘンで8日から始まるアルペンスキーの世界選手権に、ハイチ出身の47歳の男性が同国初の代表選手として出場しようとしている。昨年の大地震で30万人以上の死者を出した母国の問題を世界に訴える狙いがあるという。 カリブ海諸国出身の選手が冬のスポーツに挑戦する姿は、1988年のカルガリー五輪に出場したジャマイカのボブスレーチームが映画「クール・ランニング」でユニークに描かれ、一躍脚光を浴びたこともある。

 ハイチ出身のジャンピエール・ロイさんは、若くしてハイチを離れ、現在はパリ西部で働くスキー好きのIT専門家。大地震やコレラ被害に見舞われた祖国の惨状を目にし、スキー大会への出場経験がほとんどないにもかかわらず、世界選手権に出ることを思い付いたという。
 出場に当たって競技団体が必要であることから、メンバーが自分1人だけというハイチスキー連盟も設立したロイさん。「スキーとスポーツを通じて、母国を支援したい」と話している。

2011年2月3日木曜日

SAVE HAITI Project が終了 缶バッジよ ありがとう

昨年3月から横浜市の美容師さんが仲間とはじめられたSAVE HAITI Project 、チャリティー缶バッジの収益をハイチ支援に届ける活動は予定通り、昨年末をもって終了されました。

★缶バッジ販売総数 3,690個 
 販売売上  1,107,000円
  雑収入    24,920円
  経費     225,245円
  寄付総額  906,675円
詳しくはこちら↓をご覧下さい。
http://ameblo.jp/save-haiti/entry-10774488011.html
http://ameblo.jp/save-haiti/entry-10788051603.html

目的と手法が明確な支援活動で、ご寄付を受け取る当会としては本当に心強い存在でした。
あわあわと皆が心地よく、おしゃれにつながっていた感じで、それが遠ざかるかと思うと寂しいのですが、仕掛け人のZONOさんの最後の弁がまた奮っています。

ハイチの苦難はまだこれからも続きますが、私たちはひとまず日常に戻るときがきました。SAVE HAITI Project はこれにて終了します。(中略)メンバーの皆様!お別れのときがきました。でも、私たちは「いつかどこかで」ではなく「いつでもどこでも」また集まることができます

いつでも、どこでも、だれとでも、またつながれる。

この言葉を胸に、ハイチをみつめ、支えていこうと思います。

2011年2月2日水曜日

どんな小冊子か見てほしい!読売新聞コラムにて紹介

2月2日の読売新聞2面の「顔」という欄で代表が紹介されました。
手にはハイチの避難民キャンプで配布される、国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンと共同して作られた小冊子を持っています!

http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20110202-OYT8T00745.htm

その記事の裏ではハイチPKOで陸上自衛隊と韓国軍が、共同作業の実績を重ねていることが紹介されています。陸自の佐々木俊哉・ハイチ派遣国際救援隊長(47)は「日韓の友好協力を進める一助になると思う」と話しているそうです。遠いハイチで力を合わせている人たちの更なる活躍を祈ります。

2011年2月1日火曜日

札幌で原画展開催です!

絵本『手を洗おう/げんきのもと』の原画を札幌でご覧いただけます。札幌は『げんきのもと』の作者であるすごうえりなさんのお膝元です。

『手を洗おう』
ハイチのこども、チマリスとブーキーの二人はなかよしです。おなじように川であそび、おやつを食べました。それなのにブーキーだけがおなかをこわしてしまったのは、どうして?

『げんきのもと』
ヘンリーは、パパやママ、みんなにきいてまわります。げんきで力持ちになるための“げんきのもと”ってなあに?

【日時】 2011.2.10~15/11:00~19:00 /水曜休/最終日~18:00
【場所】 石の蔵 ぎゃらりぃ はやし 札幌市北区北8条西1丁目1-3   
地下鉄南北線札幌駅より徒歩5分/JR札幌駅北口より徒歩3分/駐車場有   
TEL/FAX: 011-736-0884 /011-736-0884

【日時】 2011.2.16~27/12:00~19:00 /月曜休/最終日~18:00
【場所】 れんがギャラリー/カフェー旧鎌田志ちや 札幌市中央区南10条西9丁目1-30
地下鉄南北線中島公園3番出口より徒歩10分/市電山鼻9条より徒歩7分   
TEL/FAX: 011-594-8681 /011-594-8681 URL: http://www.tonden-street.com/

【料金】1ドリンクオーダーお願いします。
【主管/お問合せ先】E-MAIL: wwording-information@yahoo.co.jp
【主催】 ハイチ友の会

2011年1月25日火曜日

やっと手洗い小冊子配布開始!

 当会が作った絵本を元に、国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンが「手を洗おう」のブックレットを制作し、ハイチでの配布がついに始まりました。

 出発は6月。青山学院大学でのランチョンセミナーでハイチ大地震とその後の支援についてお話させていただいた際、ハイチ赴任を控えたワールド・ビジョン・ジャパンの加藤さんが聴衆にいらっしゃいました。当時は初版が完売し、増刷の準備を進めている中で、絵本の実物をお見せできないまま、それでも鼻息荒く、この絵本はハイチで今後必ず問題となる感染症対策に有効だと、これをハイチで活用してもらうのが夢だと語ったところ、7月、ハイチから加藤さんから例の絵本に興味があると連絡がありました。だって、雨上がりのハイチって、震災前でもこんな写真のような感じなんですもの、加藤さんだってこれは「どけんかせんといかん!」と思ったのでしょう。
 
 それからメールのやり取りを重ね10月には完成するかと思われたものの、その後のハリケーン、そしてコレラの蔓延がブレーキとなってしまいました。それでも2010年内に配布の見通しでしたが、今度は大統領選後の混乱、大規模デモなどで遅れに遅れ、出来上がったとの連絡が来たのは奇しくも1月12日でした。
 その後私の手元に届いたのは翌週でしたが、思っていたよりちゃんとした紙で、フルカラー、必要最小限の情報をコンパクトにまとめた11ページの小冊子は、いろんな人の想いがつまっていて、私にはずっしりと重く感じました。絵を描いてくれたのは当時高校3年生の女の子2人。今、美大生になっています。彼女たちも喜んでくれるでしょう。
ブックレットの配布いたる背景などは下記HPで詳しく紹介されております。http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001101210003

2011年1月22日土曜日

ハイチの至宝、アゾールのCD発売

昨年5月にも来日したハイチ人コンガ奏者、アゾールのCD「Haitian Spiritual Wind  Vol2」がリリースされました。このCDは2009年に日本で録音されたものですが、このときのツアーでハイチ友の会も彼を招いて富士吉田のナノリウムにてライブを開きました。太鼓と唄だけなのに伸びやかで表情豊かな音楽を溢れさせるアゾール。あの年、あの時の彼は確かに神がかっていた。
このCDはそのツアーをコーディネイトした手島さんがお作りになりましたが、「ハイチの復興にはまだまだ遠い道のりですが、アゾールの友人として出来ることを少しずつ続けていきたい」と思い、売り上げから1枚につき500円をハイチ復興支援に取り組むNGOに寄付されるとのことです。
販売元:ハイチ文化交流の会 http://www.cafe-polepole.com/

2011年1月20日木曜日

ハイチ政治の行方


 会員の山田さんが、現地紙の最近の報道から纏めてくださいましたのでご紹介します。

2010年11月28日に行われた大統領選挙は、大規模な選挙違反行為が行われたとして、その日の内に19人の大統領候補者のうち12名が選挙の無効と再選挙実施を求める異常事態で始まった。臨時選挙管理委員会はこれを無視して、12月7日に、決選投票は今回の選挙で1位となったMirlande Manigat氏と2位のJude Celetin氏の間で行われると発表した。
この決定に対し、国内で暴動が起こり数名の死者が出る事態となったことから、Rene Preval 大統領は、アメリカ州機構に選挙結果の精査を要請した。これに応えてアメリカ州機構は1月13日に、調査の結果、決選投票は第1位のMirlande Manigat氏と第3位のMichel Celestin氏で行われるべきと報告した。 この報告の結果、決選投票をどのように行うかについて政治が混乱していた。
1月16日、1971年から86年まで独裁者としてハイチを私物化していたJean Claude Duvalier 元大統領が突如帰国した。同氏の帰国の意向は明らかにされていないが、スイスに隠していあった資産がスイス政府に押収される怖れが強まっていたことと関係があるともされている。 また、同氏に対して国際人権委員会が大統領在任中の数々の殺人事件に関し、逮捕を要請する可能性があるとの情報もあり、ハイチの政情は一層不安定になってきている。
昨年20万人以上の死者をだしたハイチ大地震の復興は期待したようには進んでいないことに加え、国連が持ち込んだと疑われているコレラ騒動も、死者が3000名以上に上ると見込まれており、ハイチ国民にはかなりのイラダチが積もっていると見られている。 
(ニュース出典:Altelpress紙、AHP紙 文責:山田貴彦)

2011年1月17日月曜日

番組のお知らせです

シスター須藤のハイチでの活躍を追ったドキュメンタリーが放送されます。
昨年秋にハイチに戻られた後、ぎっくり腰に悩まされつつも、持ち前のバイタリティーで復興支援に奔走するシスター。この人の働きを目にするたびに、人間には限界などないのではないかと思います。

「ハイチのマザーテレサ  83歳日本人女医の挑戦」
放送日 2011年1月23日(日) 
よる10:00~11:00NHK 教育テレビ ETV特集

私たちと共同プロジェクトを運営している農業系NGOのGEDDH(ジェド)のメンバーは、 シスターに刺激されて活動を始めた面々です。きっとTVでも姿を見せると思います。 ぜひご覧ください。

JAFSハルハロ「Fランチ」はなごやかに


 1月15日、社)アジア協会アジア友の会主催のハロハロFランチというランチョンセミナーで、当会の短期駐在派遣員の早川氏が活動報告をさせていただきました。早川氏いわく、関係者も入れて総勢20人弱ほどでしたが、アットホームな雰囲気で食事をしながら、なごやかに終えることが出来たそうです。ハイチの状況や、そこに至るまでの歴史、そして「ハイチ友の会」の取り組みに理解を深めていただけるような内容でしたが、主催者の方からは「これからも生きの長い支援活動を余儀なくされる国のようですね。 一番必要とされる人々の開発教育を、民間の草の根の地道な活動で行われることが出来るなら着実に根づいてくると信じます。」との励ましのお言葉をいただきました。

2011年1月14日金曜日

この1年間の当会の歩みを報告しました


1月13日は山梨市で活動報告会を開催しました。とっても寒い夜だった上に、広報が不十分だったせいか、来場者は本当に少なかったのですが、活動を振り返り、今後を見つめる上でよい機会となりました。活動の概要は以下のとおりです。


 1. レオガン近郊の農民へ550張の緊急テント支援
 2. マプー村・ボヨテ村での農作物生産力強化事業
 3. チビー村での井戸修繕事業
 4. 地震で破壊された灌漑用水路補修事業計画
 5. 国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンと共同し
    「手を洗おう」のブックレットを制作・配布計画


このところ、マスメディアではハイチ大地震から1年を節目に復興の歩みを取り上げていました。当会の取り組みは派手さもなく、ゆっくりではありますが、継続的な支援をこれからも続けていきたいと思います。 

報告に引き続き、「ミラクル・バナナ」の上映会をおこないました。

会場に東京から足を運んでくださった男性からいただいたメッセージがうれしかったので紹介させていただきます。


「苦難の歴史を歩んできたというハイチ。
それを象徴するかのように「ミラクルバナナ」で取り上げられたプロジェクトも現在は行われていないという。
そして大地震の発生。
ハイチに未来はあるのだろうか?
ある。だからこそハイチ友の会は活動してきた。その報告をするのは後ろを、上映をするのは先を、それぞれ確かめるため。
2011年1月13日ハイチ友の会の新たな始まり
たくさん実れ!!ハイチへの思い」

ハイチアート展覧会,終わりました


1月11,12日、霞ヶ関の憲政会館で行われた絵画展は盛況のうちに終了しました。

場所柄、政治家の方々が立ち寄ってくださり、ハイチの絵に目を留め、NGOの説明にも耳を傾けてくださっていました。


在日ハイチ大使の息子さんがたまたま来日されており会場にお見えになっていました。流暢なクレオール語を話されるので、地震でご家族やお友達に影響はあったかと尋ねたところ、子供のころにハイチを離れたので、直接よく知っている人が犠牲になったということは知らないのだとおっしゃいました。家族の会話はクレオール語ですが、幼いころに米国にわたり、米国で教育を受けているのだとのこと。しかし、絵を見つめつつ、胸の辺りをこぶしで軽くたたきながら、「心はハイチ人だよ」と微笑んだのが印象的でした。

2011年1月5日水曜日

関西でも報告会をします!


新年、あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。


1月14日金曜日に 1年前、ハイチを襲った大地震の被害 状況・救援状態・今後の課題などを報告する場を NPO法人 アジア子供支援フジワーク基金と(社)アジア協会アジア友の会のご協力のもと、大阪で得ることができました。関西に拠点のない当会にとっては大変ありがたいことです。前日には山梨で代表の小澤が報告します。どうぞ友の会の活動を直接お話できる貴重な機会です。ぜひご参加ください。


日時 : 平成23年度1月14日(金)  12:00 ~ 13:30 

場所 : (社)アジア協会アジア友の会 ハロハロFランチ

会場  大阪市西区江戸堀1-2-16 山下ビル4F

参加費 : ハロハロFランチ参加費として 1,000円

内容 : 早川 健司 氏  (ハイチ友の会短期派遣駐在員)

         「カリブ海の‘アフリカ’ ~ハイチ~ 」
2010年1月12日(現地時間)ハイチ首都郊外がマグニチュード7.0の大地震に見舞われ、 発生当時、ハイチ。報告者の早川さんは日本大使館で草の根無償資金協力委託員として活動中に被災されて帰国。9月から1カ月半「ハイチ友の会」 が取り組んでいる農産物生産強化事業の実態・復興支援ニーズ等の調査に派遣されま した。その様子を報告します。
 早川さんは、これまでセネガル他を舞台に青年海外協力隊,ユニセフ,JICAなどでご活躍されている方です。

2010年12月24日金曜日

大地震被災1周年 ハイチアート展覧会~アートが命をつむぐ~

震災後一年を迎えるこの機会にハイチの現状を見つめ、今後の継続的支援の必要性ならびにその支援方法について、皆さまと共に考えたいということで、下記の通りハイチ絵画の展覧会が企画されています。ハイチ友の会も会場でブースを出展し、絵本「手を洗おう」の原画を展示する予定です。
以前より貧困に苦しんできたハイチ。しかし国民の豊かな心は明るく希望に満ちたハイチ芸術を生み出しました。アフリカの原住民であったハイチの人々の素朴で自然を好む優しい国民性は、ハイチ絵画に優しい人間愛と自然への親しみに満ちた詩的な抒情を醸し出しています。ハイチの芸術やコーヒーを楽しみながら、ハイチへの支援について考えて頂ければと思います。ご多忙の中とは存じますが、皆様のご参加を心からお待ちしております。
開催日時  2011年1月11日(火)12:00~16:30pm

       2011年1月12日(水) 9:30~16:00pm
開催場所  憲政記念館:東京都千代田区永田町1-1-1
参加費   無料

主催 アートが命を繋ぐプロジェクトチーム(三河屋奥右衛門、日本リザルツ、他)
問い合わせ  担当 石川 電話090-9924-2313

‐ハイチ大地震の悲劇から1年‐1月13日活動報告会および映画「ミラクルバナナ」上映会

 2010年1月12日にハイチで発生した大地震。その後の混乱、ハリケーンなどの悪天候、蔓延するコレラ、大統領選挙に関連した暴動などが立て続けにおこり、1年たった現在も多くの被災者が避難民キャンプの劣悪な環境で暮らしています。ハイチ友の会では発生直後からこれまでにのべ5名のスタッフ、派遣員を現地に送り、情報収集および復興支援活動を展開してまいりました。震災から1年を機に、その成果と今後の課題についての報告会を開催します。 また、ハイチを舞台にした映画「ミラクルバナナ」の上映会もあわせて開催いたします。
■報告会の概要
【日時】 2011年1月13日(水)18時~20時45分
【場所】山梨市地域交流センター 街の駅やまなし会議室A・B     
住所: 山梨県山梨市上神川1229-1     TEL: 0553-20-7010
1.この1年のハイチ共和国と当会の活動報告( 40~45分)
2.質疑応答(15分)
  (休憩)
3.映画「ミラクルバナナ」上映会 (本編105分)19時上映開始

@@@たくさん実れ!!バナナの紙     
映画 「ミラクルバナナ」@@@
「タヒチとハイチを間違えた。
行ってみたらとんでもない国だった。
だけど、何とかなるもんです!!」
バナナの木から紙ができれば、
そこに奇跡のストーリーが生まれる。

監督:錦織良成出演:小山田サユリ / 山本耕史 アドゴニー・ロロ / 宮崎美子 緒形拳 ほか
■本件に関する問い合わせ先:ハイチ友の会事務局
〒400-0812 山梨県甲府市和戸町928-2 tel/fax:055-237-5126
  mail:friendsofhaiti@mindspring.com

2010年11月30日火曜日

難民を助ける会のハイチ復興支援チャリティコンサート

NPO法人 難民を助ける会の青木さんから、コンサートのご案内をいただきました。12月19日にハイチ大地震復興支援のためのチャリティコンサートを開催されます。出演はアメリカ人バイオリニストのアヤノ・ニノミヤさんをはじめ他6名のミュージシャンの方々。

アヤノさんは、年に数回来日し、母校のハーバード大学同窓会(ハーバードクラブ)で演奏会を行うなど精力的に活動されていらっしゃる音楽家です。2月には、アヤノさんのお声がけで、9名のミュージシャンが集まり、東京タワーの大展望台でハイチ支援のためのチャリティコンサートを行い大成功。12月も、東京タワーで演奏してくださったメンバーを中心に行われます。またコンサートでは難民を助ける会のハイチ事業についても報告があります。

コンサート詳細=======
コンサート名:加藤タキ チャリティ・サロンコンサート 第3回 (ハイチ支援)
日時:2010年12月19日(日)午後2時開演(午後1時半開場)
会場:JTアートホール アフィニス(虎ノ門JTビル2階)
    東京都港区虎ノ門2-2-1 JTビル2F
料金:全席自由 3,000円
申込:下記ウェブサイト、お電話、FAX のいずれかよりお申し込みください。
コンサート ホームページ (申し込み書付き):http://www.aarjapan.gr.jp/join/event/2010/1219_386.html

2010年11月25日木曜日

コレラ対策に「手を洗おう」!



コレラの流行で既に1100人超が死亡しているハイチ。


大地震以前から上下水道の整備がほとんどなされていなかった同国で、ごみ収集サービスもなく栄養状態の悪い人々が夜露にぬれながら避難民キャンプで集団生活を送ったら、どんなことがおきるか火を見るより明らかでした。


震災直後より感染症の流行の懸念をいだき、昨年9月に出版した衛生教育に有効な絵本「手を洗おう」の簡易版を現地に届けることを訴え続けてきました。

 そもそも私たちは多くの義援金をお預かりしたことから、絵本の簡易版を作ることは不可能ではありませんでした。しかし、私たちのような小さなNGOには、それを現地でより多くの子どもたちに分配・配布・普及活動まで行うには圧倒的に組織力に欠けていました。せっかく、現地語に訳されており、しかも内容はWHOが推奨する感染性下痢症の予防と対策を、わかりやすく伝えるものがすでにここにあるのに・・・。それがこの度、国際NGO、ワールドビジョン・ジャパンの協力で絵本のブックレット版が現地で製作され、多くの避難民キャンプや学校などで、手指の衛生を啓発する活動に活かされることになりました。
 この計画は6月に青山学院大学のセミナー(このブログでも紹介しましたね)で講演させていただいた際に、参加されていたワールドビジョン・ジャパンのハイチ担当者のKさんが関心を持ってくださったことに端を発します。7月には青写真が描かれていましたが、ハイチというお国柄もあり、計画はゆっくり、でも着実に実現に向けて動き出しています。残念なことにすでにコレラが蔓延してしまいましたが、その拡大を食い止める一助となれば幸いです。