2010年8月30日月曜日

ワイクリフに選管はNo、しかし・・・

 2010年8月30日ロイター:



♪もし僕が大統領と話せたとして 

大統領は本当に耳を傾けてくれるかなあ 

何か賢いことを言ったら 

立場を変えてくれるかなあ ♪

 と、2008年11月の 米大統領選の投票前に発表された「ミスター・プレジデント」を歌ったのは、伝説のヒップホップグループ「 フージーズ」のフロントマンだったワイクレフ・ジョン氏(40)である。だがまさか、2年後に自分が「プレジデント=大統領」の座を目指すとは思っていなかっただろう。
(写真は5日、ハイチの首都ポルトープランス近郊で、住民の声援に応えるワイクレフ・ジョン氏 (ロイター))


 ジョン氏はハイチ生まれで子供のころに米ニューヨークに移住した現在は売れっ子音楽プロデューサー。 そのジョン氏が今年11月28日に行われるハイチ大統領選に出馬すると表明したが、過去5年間ハイチに居住していなかった者は立候補資格がないと、同国選管は判断。


 「私は現政権からハイチの親善大使に任命されている。だから、その任務を果たすために国外に住むことを認められている」とジョン氏は控訴を申し立てたが、見通しは厳しいらしい。ハイチの平均年齢は20・5歳。若者から圧倒的な人気を集める彼の出馬が認められれば、ジョン氏の当選の可能性は高いとみる向きは多い。

AP通信によると年収は1800万ドル(約15億3千万円)を下らない億万長者であるジョン氏が本当に、明日の見えない貧困に苦しむハイチの人々の代表たり得るのか。自身の資産運用に関する芳しくないうわさもある。

 ここからは小澤の感想ですが、長年、汚職と足の引っ張り合いで長期的視野を持つ政治家に恵まれてこなかったハイチ。何かを変えてくれるのではという期待は政治の素人にこそ寄せられているようです。

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