カリブ海の島国ハイチで1日、環境に悪影響を与えるとしてポリ袋などの使用が禁止された。ただ同国は中南米の最貧国。ロイター通信などによると、価格が高い代替品を使う動きはなく、町中ではポリ袋が使われ続けており、禁止の実効性を疑問視する声が出ている。
禁止されたのは、小売店がレジ袋として使う黒色のポリ袋や、庶民が飲食店から食事の持ち帰りに多用する発泡スチロール製容器など。
首都南西のポート・-ソリティ近郊の国道沿い。 雨上がりの朝、寄せ集められたプラスティックのゴミの山。 |
ターバンのマダムが手にしているのがそのポリ袋 |
びっくりなニュースです。ハイチでは安価なポリ袋に入った水がポピュラーで、炎天下、タプタプやバスで移動する人たちが「ドロ(dlo=水)、ドロ、ドロ・・・」と叫ぶ売り子から買い求め、ちゅうちゅう吸って飲み干すと無造作に窓の外に投げ捨てるのが当たり前、市場でも野菜や何かを買うと黒い薄手のポリ袋に何でもいれてくれ、生活にものすごく浸透していました。確かにそれらが引き起こす深刻なゴミ問題は解決しなくてはならないものですが、ただ禁じるだけでは実効性が伴わないでしょう。 日本ではレジ袋をもらうためには5円負担するようにしたら、エコバッグがだいぶ普及しましたよね(うちの父ですら、マイバッグを持ってスーパーに行きます)。インセンティブが働くような仕組みづくりがハイチでも成否のカギを握るように思います。
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