2010年7月18日日曜日

ハイチ大地震から半年 各国の支援金拠出進まず

2010.07.15 - CNNワールド

(CNN) 1月にハイチで発生した大地震から半年が経つが、復興支援金の拠出を表明した国の大半がいまだに支払いを開始していないことが、CNNの調査で明らかになった。

3月に行われたハイチ支援に関する国際会議では、総額53億ドルの支援金拠出が表明されていた。だが、支援金の処理を担当する「暫定ハイチ再建委員会」にこれまでに支払われた金額はその2%にも満たない。 拠出を表明した国のうち、支払いを開始した国はブラジル、ノルウェー、エストニア、オーストラリアの4カ国のみ。

11億5000万ドルの拠出を表明した米国は、議会の予算承認が下りていないとして支払いを保留。13億2000万ドルを表明したベネズエラも支払いを開始していないが、ハイチの債務を一部免除している。このほか、スペイン、フランス、カナダも支払いを開始していない。 国連ハイチ特使のビル・クリントン元米大統領は今週初め、CNNに対し、支払いを遅らせている各国に電話をして支払い要請を行うと語った。


ただ、支援金拠出の表明は2010年度―11年度が対象になっているため、各国には来年半ばまで時間が残されているとの指摘もある。

一方、慈善団体は寄せられた支援金を迅速に活用している。国境なき医師団は、1億1200万ドル相当の支援金のうち、すでに6500万ドル分を活用しており、年内にさらに1億900万ドル以上を活動に充てる計画だ。赤十字は4億6800万ドルのうち1億4800万ドルを活用済みで、一部は長期的支援に回すとしている。

ハイチでは今も150万人以上が避難キャンプに暮らしている。

(コメント) 大きな国際NGOにははるかに及びませんが、当会にも多くの義援金が寄せられています。それをなるべく迅速かつ友好に活用したいと考えていますが、電話事情が悪かったり、送金するにも金融機関の情報が曖昧だったりで、思っているほどのスピードでことが進まず歯がゆい思いをしています。しかし、心を折れさせることのないよう、根気強く支援の道を探ってまいります。
 支援事業を確実に進めるために、現地短期駐在員の派遣の計画のほか、ドミニカ共和国のNGOとの連携の道も探りたいと考えています。関心のある方は以下までお問い合わせ下さい。
friendsofhaiti@mindspring.com

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