2012年12月10日月曜日

ハイチから初めて来日したマーテリー大統領夫妻、野田沢入とかわした贈答品は!?

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天皇、皇后両陛下は7日午前、皇居・御所でハイチのマーテリー大統領夫妻と会見された。
 宮内庁によると、大統領が2010年のハイチ大地震と今年のハリケーン被害に対する日本の支援に謝意を述べ、天皇陛下は「日本の協力が有意義で役に立っていると聞きうれしく思います」と応じた。大統領が同日午後、東日本大震災の被災地宮城県名取市を視察することに話が及ぶと、陛下は「仮設住宅で生活している人も多く、通常の生活に戻るのは時間のかかることです」と話したという。(時事プレスより)


 
12月5日から8日の日程でハイチの現職大統領、マーテリー大統領夫妻が来日され、駆け足の日程ながら、天皇皇后両陛下、選挙戦に忙しい野田総理とも会見し、被災地の視察もこなされました。

二国間関係を一層発展させていきたいと両首脳が語り、 野田総理大臣は,ハイチの厳しい食糧事情を踏まえ,新たに供与額5億4000万円の食糧援助を実施することを決定したと述べられました。また,我が国は2010年のハイチ大地震に対しても,総額1億4000万ドルを超える支援を実施してきている他,国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)に派遣された延べ約2,200名の自衛隊部隊が,建物解体,瓦礫除去や道路補修等の活動を実施してきた旨を述べました。さらに野田総理大臣は,我が国は本年12月末に自衛隊がハイチから撤収した後も,大地震からの復興と基礎社会サービスの確立を基本方針とし,保健・衛生や教育等を中心とした支援を行っていく旨述べました。
 これに対し,マルテリー大統領からは,国連ハイチPKOへの自衛隊部隊派遣を含めた,我が国の対ハイチ支援に対する謝意が表明されました。また,マルテリー大統領は,日本政府が新たに供与を決定した食糧援助は,正にハイチが必要としているものであり,感謝する旨述べました。
  更にマルテリー大統領は,農業,食糧,環境分野のハイチの国内状況を説明し,これら分野における我が国の支援を要請しました。
(外務省発表)

 あっぱれだったのは両首脳が交換した贈呈品。
マルテリー大統領からの贈り物は,2010年1月のハイチ大地震で倒壊した大統領府の柱の一部!さすが、ハイチです。微妙といえば微妙な贈り物ですが、震災を忘れないでというメッセージなのでしょう。ふと、私は自分が2度目にハイチを訪ねた1998年、持ち帰ったお土産の品を思い出しました。それはカリブ海の荒波にもまれてすべすべまん丸になった花崗岩。お祭りで配られる「すあま」にそっくりでした。目の肥えた日本人を喜ばせるようなモノをハイチで探すのは至難の業でしたが、意外なほどその「すあま石」は喜ばれました。いいんです、ハイチはそれで。無理に背伸びなんかしなくっていい。

 野田総理大臣からは,震災からの復興の「象徴」として,岩手県宮古市・菱屋酒造の純米酒「フェニックス」及び「浜のミサンガ・環(たまき)」が贈られました。また、このミサンガが素敵なんですよ。
http://item.rakuten.co.jp/asabiraki/misanga_tamaki/

ハイチでもフェアトレードを行っていた当会ですが、2004年のクーデター以降、生産者グループが解散してしまい、その後大地震でグループの拠点があったスラムもめちゃくちゃになり、再開の身通りが全く立っていませんが、マーテリー大統領が浜のミサンガからなにかヒントを得てくれたら素敵だなとおもいました。

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