2012年11月7日水曜日

サンディの爪痕はハイチにも深く

国連は2日、強い嵐「サンディ」が米東海岸到達前にハイチも直撃し、54人が死亡、1万8千戸が浸水または損壊したと発表した。推定180万人に影響したといい、不衛生な水の拡散でコレラの流行も心配される。
 2010年の大地震から復興途上にあるハイチだが、国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、道路や学校、病院が被害を受けており、清潔な水を確保するためポンプの復旧などを急いでいる。避難者向けに5万張りのテントを準備し、高カロリービスケットや防水シートを配り始めた。世界保健機関(WHO)は、コレラを治療する医療センターが22カ所崩壊したと発表。不衛生な環境が続けば、コレラの拡大の兆候があると警告した。

54人の死亡と1万8千戸の浸水ときいて、思ったより被害が大きくなかったことにほっとした、と言ったら顰蹙をかうでしょうか。サンディや2005年のカタリーナのような歴史的な大ハリケーンでなくても、例年周辺各国よりも桁違いの被害をこおむってきたのですから。

上記報道ではコレラの蔓延が心配されていて、それはそのとおりなのですが、ハリケーン前からハイチ国内で局地的にデング熱が小流行しているようです。我々の関係者も罹患され、現在は快癒されほっとしましたが、蚊が媒介するデング熱の大流行もとても心配です。

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