2013年1月26日土曜日

写真展は無事に終了しました


「大地震を乗り越えて ハイチと日本」写真展が無事に会期を終了しました。14日には大雪がふり、その後足元が悪くなって遠のいてしまった方もあったかもしれませんが、約100名の来場者をお迎えすることができました。ありがとうございました。

地元紙である山梨日日新聞と朝日新聞地方版、産経のネットニュースなどで取り上げていただき、それを見て来場された方もおられました。また、当会の会員さんが遠くは埼玉県から足を運んでくださいました。

http://www.sannichi.co.jp/local/news/2013/01/12/5.html
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130113/ymn13011302060001-n1.htm

中でも嬉しかったのが、代表オザワの中学の同級生が2人も訪ねてくれたこと。
中学時代の友人に、自分から連絡を取って自分が今やっていることとか、アピールするのってなんだか恥ずかしいような、気まずいような感じで、これまで全然やってこなかったのに、それでも気にかけてくれる人はいるんだなあって、驚きつつしみじみとしてしまいました。

いいパパやママ、社会人になって、みんなそれぞれの場所で頑張っている。
日々の暮らしの中で、遠くの行ったこともない国の、あったこともない人たちのことなど考える余裕なんて、ある人のほうが少ないんじゃないか・・・。そんな風に思っていましたが、中にはこうして時間や気持ちを分けてくれる人もいることに励まされました。

写真は会場設営を手伝ってくれた日川高校1,2年生の、生徒会はじめ有志の方々との集合写真です。みんなありがとう!

2013年1月16日水曜日

写真展開幕!ギャラリートーク、佐藤さん、菅野さんありがとうございました





「大地震を乗り越えて ハイチと日本」写真展が1月12日から始まりました。


1月11日に日川高校の生徒会はじめ有志の皆さんの協力で2時間かけて作品を展示し、13日には報道写真家の佐藤文則さんをお招きしてギャラリートークが行われました。

「アイチ、フィニ・・・(ハイチは終わった)」
そう、つぶやいた佐藤さんのハイチ人の友人の一言を切り口に、ゼロからというよりもマイナスからの復興の道を歩むハイチの市井の人々の暮らしや街並みを紹介しつつ、1988年から2008年までの取材の軌跡をスライドショーで見せていただきました。

 ひきつづき、東日本大震災後の陸前高田の市民の声を丹念にひろったドキュメンタリー、「きょうを守る」を上映後、菅野結花監督のお話を伺いました。佐藤さんの東北の作品は被災直後の様子をとったハードなものが中心でしたが、映画は被災から数か月後の被災者の実感を、監督の身近な方々の語りで伝えようという試みは、震災を複眼的に見つめたいという今回の企画のねらいにぴったりでした。

 その後、佐藤さん、菅野さんとハイチ友の会代表の小澤も交えて短い時間でしたが対話しました。そこで印象的だったのは、お二人とも「今からでも遅くないので、ぜひ自分の目で被災地を見てほしい」と語っていたことです。震災の記憶の風化が進んでいますが、一度でも現地に触れた人と、そうでない人ではそのスピードは全く違ってくるということなのでしょう。今だしんどい気持ちでいる人たちの心を、さらにもっと辛く寂しくさせるのは、震災が忘れられてしまうことではないかと思います。

あの悲しみや苦しみを、私たちは忘れない。
そのきっかけにこの写真展がなることができれば幸いです。